力負け
ヤンキースは、マリアーノ・リベラ以外の投手陣は相変わらず崩壊しているが、いつの間にかプレーオフ圏内まで成績を上げてきた。ピッチャーがこの状態でこの成績ならば、秋に向けてコンディションが上がってくればプレーオフに行くの可能性も高くなってきたように思う。
アメリカンリーグでは、ホワイトソックスの勝率が高いが、ピッチャー、打線とも圧倒的なわけではなく、あまり脅威は感じない。プレーオフになればヤンキースでもなんとか勝てるように思える。中地区では、むしろ、ワイルドカード争いをする可能性が高いツインズのほうが方が気になる。
プレーオフでは、レッドソックスとエンゼルスが厳しい相手になるだろう。ピッチャーと打線のバランスを考えれば、エンゼルスがワールドシリーズ進出の本命ではないか。そうだとすれば、地区優勝をするよりは、ワイルドカードに入って、最高勝率のホワイトソックスと対戦した方が有利かもしれない。レッドソックスとエンゼルスに消耗戦をしてもらって、漁夫の利をえることはできないだろうか。
しかし、レッドソックスとエンゼルスのいずれが勝ち上がったとしても、今シーズンのヤンキースが勝つのは厳しいことには間違いない。このまえのレッドソックス四連戦は3勝1敗と勝ち越したが、エンゼルス四連戦は今日で三連敗になった。いずれも力負けといった内容だった。エンゼルスがワールドシリーズで優勝した2002年のプレーオフを思い出す。あのときも、ピッチャーが打ち込まれて力負けをしたという内容だった。
今シーズンもまだまだ先が長い。