仕事はかどらなくするツールナンバー1

ツィッターを本格的に始めて2週間弱が経った。
津田大介Twitter社会論」(洋泉社)にこんな一節があった。

「すげえなぁこれ。仕事はかどななくするツールナンバー1じゃないか」
(p52)

ツィッターをしていて、これにはまるときりがなく、時間がいくらあっても足りなくなると思った。たしかに「仕事はかどらなくするツールナンバー1」だと思う。
ウェブログの更新は、多くても一日に数回だから、自分が決めた時にまとめて巡回すればいい。しかし、ツィッターではTL上にリアルタイムでどんどんつぶやきが流れてくる。それを全部読もうと思ったら頻繁に読みに行かなければならない。必ずしも流れてくるつぶやきが面白いものばかりではないが、リアルタイムで流れてくるだけに、ついつい読みたくなってしまう。
これは自分で決めごとをつくっておかないと本当に仕事や家庭生活に影響を与えてしまうと思い、ツィッターにアクセスするのは通勤の時と会社の昼休みと帰宅してウェブログを書くときに限っている。そんな決めごとをせずにどっぷりとはまらなくてはツィッターの本当のおもしろさがわからないのかもしれないが、そこまで割ける時間はないというのが実感である。
それでもツィッター中毒になりつつある。歩いているときなどちょっとした空白の時間には、次は何をつぶやこうかと考えている。電車に乗るとさっそく携帯を取り出してつぶやいている。
しばらく休んでいたウェブログをツィッターを始めたのがきっかけで再開した。そんな風につぶやきを考えることがある種の刺激になっているのは確かだと思う。しかし、その刺激が仕事や生活が充実することに役に立つのか、それとも単なる時間の消費に過ぎないのか、もう少し続けてみないと見極めがつかない感じである。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

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