2010年07月05日のツイート
@yagian: 続き:公正であると合意できる「正義の原理」として、各人が基本的な自由に対する平等な権利を持つこと、最も不遇な人の効用を最大化する格差のみが認められること(格差原理)の二つの原理があると主張した。この原理に合意することを確認するために「無知のヴェール」の思考実験を提案した。
2010-07-05 12:40:00 via web
@yagian: 続き:ロールズの「正義論」は、混迷したリベラルのための政治哲学として登場した。ロールズは、功利主義は、一部の人の権利が侵害される可能性があるとして批判した。「正義」を「公正」の問題としてとらえなおし、正義は社会の基礎となるルールが公正であるとの合意に基づくことと考えた。
2010-07-05 12:37:12 via web
@yagian: 続き:アメリカの政治は、保守的な自由主義者と公民権運動やフェミニズムに理解を示すリベラル派に二分された。しかし、ベトナム戦争により、平等を標榜するリベラル派が自己矛盾を来し、新左翼から批判されることになった。また、リベラル派は、よって立つ理論的バックボーンを欠いていた。
2010-07-05 12:32:28 via web
@yagian: 「集中講義!アメリカ現代思想」第二講「自由と平等を両立せよ」要約:自由の前提として政治、共同体の活動に平等に参加する機会を与えられている必要がある。アメリカは、自由で平等な国家だと自己理解してきたが、1950年代から公民権運動、フェミニズムによりこの「自由」が疑問にさらされた。
2010-07-05 12:29:57 via web
@yagian: evernoteを仕事に使い始めたけれど、ローカルのアプリケーションと日本語変換との相性が良くないのが閉口する。仕事のデータをクラウドにアップロードするのはためらわれるから、webで使うことはできないし。それ以外は、非常に便利なのだけれども…。
2010-07-05 09:10:52 via web
@yagian: 先週は疲労困憊するまで働いてしまったけれど、週末でリフレッシュできた。今週は抑え目で働きたい。それとは関係ないけれど、今日の通勤の音楽は懐メロ。Zapp & Roger。サービス満点だったライブが懐かしい。#nowplay
2010-07-05 09:09:28 via web
@yagian: アーレントの公的領域の考え方は、サンデルのコミュニタリアリズムに通じるような気がする。私自身、個人的には、ハイエクの思想に共感する。
2010-07-05 05:17:07 via web
@yagian: 続き:どのような理想がこのましいか知っている人間はおらず、各人が自らの自由を行使して試行錯誤をし、経験知を蓄えることが重要だとする。そのような視点から、経験知を集めた伝統や習慣、市場メカニズムを重視する。
2010-07-05 05:15:19 via web
@yagian: 続き:ハイエクは、フランス系合理主義的な「自由」は、理性に基づく理想状態を想定し、社会をそこに導く設計主義的傾向があり、社会主義、計画経済に結びつくと批判する。一方、イギリス系の反合理主義的な「自由」は、理性の限界、無知を前提とする。
2010-07-05 05:13:08 via web
@yagian: 続き:アーレントは、自由の概念を、拘束抑圧からの解放の"liberation"と、市民が公的領域で共通の理想を追求する"freedom"に区分する。フランス革命は"liberation"のみで"freedom"に実現しなかったが、アメリカ革命は"freedom"を実現した。
2010-07-05 05:11:01 via web
@yagian: 続き:複数性を守るためには、私的な利害関係から自由になった公的領域における討論を通じた複数性を考慮した政治の場が重要という。しかし、現代社会においては、私的な利害関係の追究によりこうした複数性を確保する政治の場が失われているとする。
2010-07-05 05:04:54 via web
@yagian: 続き:ハイエクは、市場を単なる交換、利益追求の場ではなく、自由の精神が鍛えられる場として主張し、市場での競争を重視した。フロムとハイエクの計画経済と市場経済という対立は、現代リベラリズムにおいても大きな論点である。また、アーレントは、自由の本質を複数性を守ることにあると指摘した。
2010-07-05 05:01:00 via web
@yagian: 続き:全体主義によってアメリカに亡命したフロムやハイエクは、自由主義国家の内部にある自由に対する危険をそれぞれの立場から指摘した。フロムは、自由に耐えられない個人がより強い力に身を委ねることで全体主義な招く危険を指摘し、解決策として人民が参加する計画経済を主張した。
2010-07-05 04:57:49 via web
@yagian: 「集中講義!アメリカ現代思想」第一講「「自由の敵」を許容できるかー戦後アメリカのジレンマ」要約:第二次世界大戦においては、アメリカは自由の守護者として反動的な全体主義国家に対峙していた。戦後、アメリカの敵が「進歩的」な共産主義国に代わると、自らの「自由」を見直す必要に迫られた。
2010-07-05 04:53:06 via web