ライザップ・ゴルフに入る人の気持がよくわかる(入らないけれど)

創業記念日のゴルフコンペ

9/1は勤め先の創業記念日で、毎年ゴルフコンペがある。今年は四年ぶりに参加した。

前日までは台風の影響で雨の予報だったけれど、小笠原諸島付近に停滞しておかげで秋のような爽やかな天気になった。日焼け止めを忘れてしまい、両腕がすっかりゴルフ焼けしてしまった。

スコアは103だった。ベストスコアは102だから、これまでで二番目に良いスコアだった。天気もよく、調子もよく、楽しくゴルフができた。集中して練習して100を切りたい、という意欲が湧いてきた。

私のゴルフの経歴

断捨離がてら、これまでのスコアカードを整理してみた。今回のコンペで35回目のラウンドだった(このうち1回は、天候が急変してハーフでやめている)。

しばらく集中してラウンドをして、中断して、また再開することを繰り返している。まとめると、私のラウンドは3期に分かれている。

第一期(2000年代前半)

 2003〜2006年にかけて6回ラウンドしている。ベストスコアが118、ワーストスコアが142、平均スコアが129である。

この時期は、主に会社の比較的若い同僚と一緒に行っていた。親から古いゴルフクラブとキャディバッグを譲ってもらい、それを使っていた。気軽なゴルフを楽しんでいて、正直に言って、上達しようという気持ちがあまりなく、練習もあまりしていなった。

第二期(2010年代前半)

2010〜2013年にかけて25回ラウンドしている。ベストスコアが102、ワーストスコアが148、平均スコアが117である。

この時期は、家族、両親と妻と一緒にゴルフをするのが主な目的だった。その他、会社のゴルフコンペに参加するようになった。

自分でゴルフクラブ一式を買い揃え、ゴルフスクールに通い、真剣に上達したいと考えていた。第一期よりは多少はゴルフらしくなったとは言え、なかなかスコアが向上しなくてイライラすることが多かった。

いまから振り返って見ると、スイングするときに身体がそっくり返り、左肩が開き、そのために常にダフリ気味で、フェースが開くからスライスしていた。とにかく飛ばなかった。だから、ロングホールのグリーンが遠かった。

とはいえ、印象的なラウンドもあり、ゴルフの楽しさを感じる瞬間もあった。

いちばんよく覚えているのは、2011/3/11のラウンドだ。このときは、会社は有給休暇で休み、両親、妻とゴルフに行っていた。調子がよく、110を切ることができて、満足してラウンドを終えた。そして、クラブハウスに戻る途中、東日本大震災が起きた。その日のことは忘れられない。

いちばん楽しかったのは、ハワイ・カウアイ島でのラウンドだ。海外でゴルフをしたのはこのときだけで、特にスコアがよかった訳でもないけれど、とにかく気候がよく、きれいなゴルフコースで、開放感があった。

しかし、なかなか思うようにならず、ゴルフのラウンドが難行苦行に感じられることが多かった。

第三期(2010年代後半)

第三期はちょうどはじまったところ。今年のゴールデンウィークに勤め先のコンペに参加しその時のスコアは116、そして、冒頭に書いた創業記念日のコンペに参加しスコアは103だった。

第二期は、ゴルフスクールには通っていたけれど、ゴルフ練習場にはほとんど行っていなかった。第二期のあと、ゴルフスクールをやめ、ラウンドはしなかったが、たまにゴルフ練習場に行き、そこで気づくことが多かった。

ゴルフスクールは室内だったので、目の前にネットがあった。今思い返すと、ミスショットとナイスショットの区別ができておらず、このショットは成功、このショットは失敗というフィードバックができていなかった。ゴルフ練習場で打つと、ショットの成功失敗はすぐわかる。徐々にどう身体を動かせばいいのか、体感としてわかるようになってきた。つまり、ゴルフスクールで習ったことは、頭ではうっすらと理解していたが、身体の感覚としてはわかっていなかった。それが徐々に体感してきた、ということである。

この前の創業記念日のコンペの前、集中的に練習した。夏休みに3日連続で通い、コンペの前の週末に2日続けて通った。そこで、ようやく身体を回転させる、という感覚がわかるようになってきた。あたり前のことだけれど、回転軸を維持して、その場で身体をきちんと回転させきり、腕を伸ばせば、きちんとクラブヘッドがボールにあたり、ボールはあがり、クラブなりの距離が飛ぶ、ということがわかった。

もちろん、毎回、きちんと身体が動くわけではない。しかし、ミスショットしたとき、以前は理由がよくわかっていなかったけれど、今は、ああ、身体が開いたせいだ、スウェイしたせいだ、ということがわかるようになった。だから、修正して立て直すことができる。

今回のゴルフコンペでは、その成果がでたように思う。難行苦行感はあまりなく、楽しくラウンドができたし、これから練習をしたいという気持ちになった。

これからの目標

第二期は、練習をしても、その効果が積み上がって向上していく感覚が得られずつらかった。語学の習得でも、初心者を過ぎて初級と中級の間でつらい時期があるけれど、同じような時期だったのだと思う。ライザップ・ゴルフに入って100を切りたい、と思う人の気持はよくわかる。まあ、私は入ろうとは思わないけれど。しかし、練習の成果が積み上がっていく感覚得られるようになって、練習したいという気持ちも湧いてきた。

今は、ドライバーはスライス傾向、アイアンはフック傾向にある。全体としては普通の傾向なのだろうけれど、もう少し収束させたい。特に、ドライバーがスライスすると飛距離がでないし、フェアウェイをキープできないまでも、毎ホール林のなかから打つのは少々つらい。もう少しきちんと身体を回しきることで、ドライバーのスライスは防げそうだ。アイアンは、グリップのコックを維持できればまっすぐでるようになる。

まずは、100を切りたい。100を切ったら、自分へのご褒美としてアイアンセットを買い換えようと思う。