マンガは腰痛の治癒に効果があるのか

ウェブログにはまとまりのある話を書かなければと気持ちが働くから、書きっぱなしでいいツイッターに比べると、書き出すまでの敷居がどうしても高い。だから、最近は、もっぱらツイッターに書いていた。
けれど、ツイッターに書いていると、やはり140文字の制約が気になってくる。140文字以内で書こうとすると、話の前提となる文脈を説明することができず、核心だけを書くことになる。それがツイッターのよさでもあるけれど、話の主旨がどこまで相手に伝わっているかが気がかりである。他の人のつぶやきを読んでいても、なにを言いたいのかわからないものが多い。解釈が読者に委ねられているという点で、俳句的なおもしろさがあるのだが、実際には、練り上げられた俳句ほどのおもしろさがあるつぶやきがそうそうあるわけでもない。自分のつぶやきには、俳句的なおもしろさが欠けていることがわかっているから、140文字いっぱいいっぱいで説明的に書こうとしてしまう。そうすると、ツイッター的ではないくどいつぶやきになってしまう。
そんなわけで、身辺雑記をウェブログに書いてみたい気持ちが湧いてきた。

さて、ここからが本題。

最近、こころの調子は、波はもちろんあるけれど、全般的には調子がいい。6月に異動になって、仕事も急激に忙しくなった。不眠症気味ではあるので、早朝に目が覚めてしまう。調子が悪い時だったら、そのままベッドのなかで悶々と過ごしているけれど、今は薄暗いうちからベッドから抜け出して本、それもごつい思想書を読み、その要約や感想をツイートして、朝早い時間から出勤する。その時間は、まだ電車が空いているから、ハードカバーの本が読める。そして、週末にはゴルフのレッスンに行っている。
数年前、腰痛がひどくなって立ち上がれなくなり、入院してしまったことがあった。
(id:yagian:20061126:1164538133, id:yagian:20061127:1164630499, id:yagian:20061128:1164714186, id:yagian:20061128:1164768669)
そのときの診断では、椎間板ヘルニアということだった。手術するほどの重傷ではなかったので、痛み止めを飲んで自然治癒を待つということになった。そのときは、しばらくすると痛みも収まり、普通に生活、運動するのに支障がないように回復した。もちろん、腰に違和感を感じることはあったけれど、それほどひどくなることはなかった。
しかし、先週の週末、久しぶりに腰痛におそわれ、立ち上がったり、歩いたりすることに困難を感じるほどになった。しまってあったコルセットをひっぱりだし、それをはめて、なんとか会社に行っている。今日は、腰の調子がいまひとつなので、午前は半休している。
つれあいの見立てによれば、生活にいろいろなものを詰め込みすぎて根をつめていることが腰痛の原因だろうということだった。仕事が忙しくなったのはしかたがないし、悪いことでもない。その他の部分を減らして生活に余裕を持たせることが必要だということになった。とりあえず、早朝に思想書を読み、重い本を持ち歩くのは中止することになった。そんなわけで、腰痛が治まるまで、しばらくは、フーコー先生やロールズ先生とはおさらばである。
しかし、こころの調子はいいから、本を求める気持ちはある。つれあいは、思想書じゃなくて気分転換になるマンガだったらいいんじゃないの、と言った。そんなわけで、最近気になっていたマンガを読み始めた。
いったん読み始めると勢いがついてしまい、「聖☆おにいさん」「モテキ」「アオイホノオ」「バクマン。」と読み進め、「モテキ ガールズサイド」のいつきちゃんが表紙になっているイブニングをキオスクで買い、気がつくと電車のなかでイブニングを小脇に抱えながら「バクマン。」を読んでいた。
うーむ、はたしてマンガは腰痛の治癒に効果があるのだろうか。
調子がよいときは、ついつい、その調子に乗って突き詰めてしまうというこの性格が、腰痛の最大の原因かもしれない。だいたい、午前半休しているのに、こんなウェブログを書いている場合じゃないような気もする。
落ち込んで、なにもやる気がなくなって、ただベッドの上でごろごろしているようになるのが、最大の治療かもしれない。

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

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モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ (1) (イブニングKC)

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

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バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

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