ペンパル

語学学習とブログ

いま、中国語の作文の練習を目的として、中国語と英語と日本語の三か国語のブログを書いている。

ここ(金盾 - Wikipedia)を見る限り「はてな」は遮断されていないようだけれど、中国人読者を獲得したいので中国のブログサービス(新浪博客)で同じ内容を転載している。

yagianchinese.hatenadiary.jp

blog.sina.com.cn

以前、英語のブログをかなり真剣に書いていた時期があったのだが、語学力の向上には効果が大きかったと実感している。

私の場合、語学学習は基本的に独学なので、インプット量を増やすのはさほど難しくないけれど、それに見合ったアウトプット量を確保するのは難しい。だから、定期的にブログを書けば英語のアウトプットは増えるし、また、ネタ探しのために英語のインプットも同時に増える。一石二鳥である。

yagian.blogspot.jp

ペンパルができた

英語のブログは、それなりにアクセスがあった(いまでも検索経由で一定のアクセスがある)。しかし、中国語は英語ほど込み入ったことを書けないから、なかなか自分としておもしろいと思える文章を書くまでに至らない。また、中国には、ごくふつうの素人がブログを書くという風習が定着していないこともあるようで、たまにコメントがつくことがあるぐらいで、なかなかアクセスが増えなかった。

まあ、自分の中国語の作文練習用のブログだから自分が書けばよく、誰も読まなくてもそれはそれでよい。だけど、読者がいて、反応があったほうが自己顕示欲が満たされるし、モティベーションも高まるのは間違いない。

つい先週、中国語のメールが届いた。上海に住む若いプログラマで、英語と日本語を勉強しているという。二か国語を同時に勉強している人を探していて、私のブログにたどり着いたようだ。ペンパルになりたいという。

ブログに読者がいた、ということが純粋にうれしいし、ごくふつうの中国の若者の生活や考えには興味があるし、ペンパルというのも語学学習のいいきっかけにもなる。喜んでペンパル(中国語では「笔友」と呼ぶらしい)になりましょうと返事を出した。

ブログでは、あまり読者を意識せず、書きたいことを書いてきたけれど、それでも長年続けていると、ネット上での思わぬ出会いがあったりする。

30年前のペンパ

学生時代、かれこれ30年ほど前、イスラエルペンパルと英語で手紙をやりとりしていたことがある。当時は文字通りペンで書いた紙の手紙をエアメールで郵送していた。

当時イスラエルまでどのくらいの時間がかかったかよく覚えていないけれど、往復で一週間以上はかかっていたと思う。まさに石器時代だった。

yagian.blogspot.jp

私はなるべくきれいな便箋を使うようにしていたが、先方からはノートをやぶったような紙の手紙だった。イスラエルにはきれいな便箋を使うという習慣がなかったのか、そういう便箋があまり売っていなかったのか、ペンパルにそういう趣味がなかったのか、まだよくわからない。

WeChatをする

石器時代に比べると現代は話が速い。さっそくメールをやりとりして、WeChat(微信)の友だち登録をした。

中国に興味を持ってから、中国最大のメッセージサービスWeChatをiPhoneにインストールはしたけれど、使う相手がいないまま放置していた。やっと使うことができるようになった。

メールを一本書くには、ブログのエントリーを仕上げるぐらいの労力がかかる。チャットはメールに比べるとはるかに敷居が低い。正確に書かなくちゃという意識からかなり解放され(もちろん、完全に解放される訳ではないし、解放されるのがよいのかどうかよくわからないが)、かなり気軽に書くことができる。中国語でなんというんだっけ、と迷えば、英語をまぜればよい。

国語学習が加速するきっかけになりそうだ。

そういえば、そのペンパルの人は、最近アリババが大規模なセールをすることで有名になった「独身の日」(双11)には、特に欲しいものがなかったから買物はしなかったという。ニュースを見ていると、若い人は皆が皆買物をしているような感じがするけれど、まあ、特に欲しいものがないひとは買物をしないのだろうな。