次の戌年には定年再雇用になっている

今年の正月は、4日と5日に有給休暇を取ったので、11連休になった(といっても、旅行などはしていないけれど)。

初出勤日は9日で、街も会社も、もうすでに正月気分ではなくなっていた。初出勤日にはいつも会社の裏手の丘に上にある神社に初詣をしている。毎年、干支にちなんだ縁起物を買っているのだけれども、今年はもう売り切れだという。

11日は誕生日で51歳になる。次の戌年に縁起物を買う頃には63歳になっている。

今の会社の制度が変わらなければ、60歳で定年、その後65歳までは定年再雇用が可能となっている。

私がいつまで今の会社で勤務しているかわからないし、また、この会社が今の場所にあるか、会社自体が存続しているかもわからない。雇用規則も変わっているかもしれない。けれど、もし、今の会社に勤め続けているとすれば、次の戌年の縁起物を手にする時には定年再雇用になっているはずだ。

いまはまだ自分が衰えたという実感はあまりない(老眼は進んでいるけれど)し、まだ成長しようという意欲はある。けれども、これから自分が身につけたことは、それを使える期間は限定されているということを、具体的な数字で突きつけられることがある。今回の干支の縁起物にも、その事実を思い起こさせられた。

だからといってあまりがっかりすることもない。淡々と今を生きようと思う。