ハーフマラソンに参加した
第19回ハイテクハーフマラソンに参加した
最近、ちょっと長めの距離を走ってみたいという気持ちになり、第19回ハイテクハーフマラソンに参加した。ハーフマラソンははじめての体験で、これまで連続して走った距離としてはいちばん長い。
結果は、ネットタイムで1時間57分42秒で、2時間を切ることができたので満足している。ちなみにネットタイムというのは、参加者が多いマラソンやハーフマラソンではスタートの号砲が鳴ってからスタートラインに到達できるまでに時間がかかるので、実際にスタートラインからゴールラインまで到達するまでにかかった時間のことである。
スプリットタイムを見てみると、15kmまでは5分20秒/km前後のペースで安定しているが、それを過ぎてから落ちはじめ、19kmからは6分/kmを超えるペースになってしまっている。
第一の目標としてはこのレースの制限時間2時間30分以内で完走すること、次の目標は2時間以内のタイムで走ることだった。
当初の計画は5分30秒/kmでいければ2時間を切れるということだった。平均すればほぼ計画通りのペースになっているが、最後のスタミナ切れは計画通りとは言えない。
このレースでは、河川敷を往路は下流に向けて走り、復路は上流に向けて戻ってくるコースだった。かなり風が強く、往路は追い風、復路は向かい風だった。往路は緩やかな下りで、かつ追い風でもあり、計画以上のペースで調子よく走ることができた。問題は折り返し点を過ぎて、緩やかな上り坂、かつ向かい風になってもむりにペースを維持したことだと思う。往路で気持ちよく走れた分、調子がよいと思って走ってしまったが、ここは自重すべきだった。
特に19km以降は6分台/kmになり、腿や足首が痛くなり、もう歩きたい気持ちでいっぱいだった。特に、土手を登るところは気持ちはジョギングだったが、傍から見ればよろよろと歩いているようにしか見えなかっただろう。このくらいになると歩いている人も多く見かけた。
もちろんラストスパートなどはできず、なんとかゴール。そこから家に帰り着くまでがかなり辛かった。
ハーフマラソンに向けた練習
去年の3月に目白ロードレースという5km少々のレースにエントリーしていた。このときは気合いを入れすぎ、直前の練習の負荷が高すぎたようで、レースの前日から腰痛になり欠場してしまった。今回はその反省を踏まえ、あまりハードに練習しない、休養は十分取るという方針で準備を進めた。
普段、有酸素運動は水泳をしているのだけれども、9月の末ごろ、やや涼しくなってきたところでジョギングを始めた。ジョギングの記録(ガーミンというメーカーのランニング用ウォッチ"ForeAthlete 220J"を使っていて、自動的にログが作成される)を見ると、25回練習できている。だいたい4日に1回ぐらいのペースだった。
基本的には、わが家の近所で6kmの周回ルートを設定して、そこを1周していた。11月に1回2周(12km)、12月に1回3周(18km)ほど長距離の練習した。6kmの周回では、概ね5分ジャスト~30秒/kmぐらいのペースで走っていた。特に目標ペースは決めていなかったけれど、自然に身体が動くままに任せて走るとこのくらいのペースが気持ち良い。
今思うと、もう少しゆっくりしたペースで長距離を走る練習をしてもよかったかもしれない。12月に18km走ったときは5分16秒/kmで行けたので、ハーフマラソンを甘く見たところがあった。18kmから先の3kmがきつかった。
レースの後に思うこと
水泳と比べるとジョギングは身体への負担が大きいと感じている。アスファルトの上を走るのは身体への衝撃が強い。あまり走りすぎるのも返って健康によくないかもしれない、と思う。
もし、今後フルマラソンを目指すなら、練習の距離を伸ばす必要があるだろうし、単純にイーブンペースでジョギングをするのではなく、インターバルなど強度も強める必要がありそうだ。
しかし、今の生活を考えると練習時間を増やすのは少々厳しいし、より速く、より長く走ることが楽しいことなのか疑問もある。10kmを気持ちよく風を切って走るとか、ハーフマラソンをのんびり走る、ぐらいがよいかも、といまは少々弱気になっている。
とはいえ、最後の苦しい距離を歩かずにゴールできたことには満足感がある。自分ひとりで気軽にできるところも気に入っているし、記録を取りながら練習計画を考えて、レースのペースを決めたりすることも性に合っている。しかも、今回は結局その計画のペースを達成できた。
とりあえず一週間、身体を休めてみた。これからどうするかは、身体に聞いてみようと思う。