2020年上期振り返り

2020年も速いもので、もう半年過ぎてしまった。

ということで、恒例の今年の目標の上期振り返りをしてみたい。

yagian.hatenablog.com

 総論:継続すること

【目標】

ここ数年は、短期的に達成できる目標ではなく、時間をかけないとたどり着かない目標を掲げている。その意味では、基本的には目標を変えることなく、継続することで着実に成長していきたいと思っている。

以前と比べ、継続することのコツをつかんできて、いわゆる「挫折」することが少なくなってきた。「挫折」していた時代は、自分の意志の弱さを嘆いていたけれど、今は、意志の力を使わずに継続することこそがポイントだと考えている。意志の力を使わずに継続するためには、以下のことを気をつけている。

  • 続けられることを選ぶ(「すべきこと」ではなく「したいこと」を選ぶ)
  • 習慣化する(決まったタイミングで取り組む)
  • 自分の進歩を感じる機会を作る(検定試験を受験する、レースに出るなど)
  • たまには休息する  

今年上期の振り返りとしては、やはり、新型コロナウイルス対策とステイホームは抜きに語れない。

自分は、もともとコミュ障タイプでもあり、家にこもって人との接触が減ることはあまり苦ではない、というより、むしろ快適だったりする。もちろん、ステイホームゆえにできなくなることも多いけれど、その制約のなかで自分のペースを守り淡々と決めたことを継続した生活は嫌いではない。

延期した計画もあるけれど「継続すること」は守れていると思う。

体調維持

【目標】 
  • 健康維持のためのルーティーンをキープする
  • 疲れたときはムリせずルーティーンを休む
  • 調子のいいときも悪いときもそれなりのピッチング

以前、全般的に体調が優れない時期は、体調の波の山と谷の差が大きかった。その波を小さくしていきたい。

自分の性質として、調子の山のときにやりすぎてしまい、その次の谷を深くする傾向がある。やりすぎも、やらなすぎもしないように、平準化されたルーティーンを守ること、また、休むべきときは休むことに注意したい。

 新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言が発令されて、半分以上が在宅勤務となったが、仕事のあり方の変化に対して対応すべきことが増え、勤務時間自体はかなり増えた。もちろん、在宅勤務だと運動量が減ってしまう。

そこで、在宅勤務のときは、朝の通勤時間をランニング(雨の日はエアロバイク)にあてて、運動不足を補うようにしている。

新型コロナウイルス対策が始まってから、基本的にはテンション上げて対応し続けているので、どこかで一旦調子を落とさないと谷にはまりそうな予感はしている。しかし、いまのところは調子を落とせるタイミングにはなっていないので、そこは少々気がかりではある。 

仕事での挑戦

【目標】
  • 新しいサービスを立ち上げる
  • チーム・ビルディングを進め、相互に信頼しあい、成長を助け合うチームを作る
  • そのために自分自身を変化させる

去年10月から新しいミッションとして与えられた新サービスの立ち上げが、今年の仕事での挑戦の中心になる。自分の部署だけで完結するものではないので、いかに他部署も巻き込んでいくのかがポイントである。関係する社内の人たちとコミュニケーションを通じ、彼らの状況を観察し、理解を深めていきたい。

昨年もチーム・ビルディングを目標としていたが、十分進捗したとは言えない。自分のメンバーに対する理解は深まったと思う。しかし、チームビルディングを進めるには、彼らの意識、認識に働きかける必要があり、これは簡単ではないし、時間もかかる。

これまでの状況を振り返ると、メンバーを「対象」として「操作」をしようと考えていたのだと思う。しかし、自分とメンバーは「相互関係」である。相手の意識、認識に働きかけるならば、まず、自分を変化することが必要だということに気がついた。まだ、自分がどのように変化すればわかっていないので、今年はその変化の方向を見定めていきたい。 

この項目については、目標を立てた年初とはかなり状況が変わってきている。

3月以降は、新型コロナウイルス対策とポストコロナに向けた新しい働き方の構築に取り組んでいる。 

自分が所属しているチームは、会社全体がリモートワーク中心となった働き方になったけれども、それに十分追いつけていない事務業務が残っており、それを担っていることで業務の負荷が増している。

その部分は、自分としては以前より合理化すべきと考えていたところだったが、十分に周囲の理解を得られていなかった。しかし、リモートワーク中心となることで、合理化をすべきだというコンセンサスを得ることができたので、この状況を生かして合理化を進めていきたい。これが現在の仕事での最大の課題になっている。

リモートワーク中心の働き方になって、十分なコミュニケーション、組織のマネジメント、チームビルディングは可能か、という議論が社内で行われている。個人的には、あまり大きな問題は感じていない。オンライン会議中心のコミュニケーションになり、ようやくインターネットのポテンシャルを十分利用できるようになったと思っている。そして、リモートワークも始まったばかりだから、これからこの働き方を深める余地はいくらでもあるように見えている。

観察していると、やはり、リモートワークを得意としている人、不得意としている人がいる。自分は、明らかに、リアルワークよりリモートワークの方が得意なタイプなので、今の状況を楽しんでいる。チームビルディングという観点からは、不得意な人をどのように巻き込んだリモートワークのチームビルディングを考えていかなけれならないだろう。

プライベートでの挑戦(フィジカル)

【目標】

去年、トレイルランのレースに参加した。今年は、トレイルランを深めるか、ロードの距離を伸ばすか、少々迷っている。トレイルランは変化があっておもしろいが、特に下り道は危険性が高くて、いずれ怪我をしそうな気もする。オフロードを走るのは楽しいので、たまに光が丘公園でクロスカントリーを走ってみようと思う。

ロードでは、ハーフマラソンを走ることになれてきた。どのくらいのペースで走ればよいかわかってきた。今年の下期は、距離を伸ばして30kmレースに参加してみようと思う。

ゴルフの100切りはできたので、次の段階では、平均スコアで100を切れるようになりたい。これが達成できたら、ゴルフはややペースを落としてもよいと思っている。そのためには、スイング改造状態を脱して、安定したスイングを習得する段階に至ること、そして、アプローチとパッティングの改善が必要だ。冬のオフシーズンにしっかり練習をしてスイングを安定させ、春にアプローチとパッティングの練習に取り組み、下半期には平均スコア100を目指したい。

しかし、これまでゴルフは前進してはいるけれど、計画からは遅れている。今年中に目標にたどり着けるかわからないけれど、倦まず弛まず挑戦していきたい。

無理をせず継続することで、動ける身体を維持していきたい。 

ランニングについては、1月のハイテクハーフマラソンは完走したが、それ以降の大会は中止になってしまった。しかし、習慣的に走ることは継続できている。家から6kmちょっとの距離のコースを週に2〜3回のペースで走っている。特に、ステイホーム期間は走る時間を取れたこともあり、月間走行距離はこれまででいちばん長かった。

同じコースを走っていると、自分の調子の変化がよくわかる。同じコースを走っていると飽きるという人もいると思うが、自分は同じことを繰り返すことが苦にならない性分だと感じている。同じことをやっているように見えても、細かく観察すれば新しい発見は毎回ある。むしろ、ルーティーンであるほど、違いが際立って、むしろ発見しやすいという利点もある。

ランニングの大会はいつ開催されるかわからないが、まずは今のペースを守って走ろうと思う。

ゴルフについては、今月、ようやく初めてのラウンドに行ったところ。室内で素振り用の練習器具で素振りはしていたけれど、ボールを打つ練習も3か月遠ざかっていた。これから再スタートというところ。これも、じっくりと取り組んでいきたい。

プライベートでの挑戦(インテレクチュアル)

【目標】

  • 英語のレッスンとTOEIC Speaking & Writing受験
  • 中国語のレッスンとHSK5級受験の準備、中国語の本を読む
  • 手話の学習継続

去年の後半から中国語のレッスンに通っている。語学上の効果も感じているし、なによりも楽しい。今年は、中国語と交互に英語のレッスンも通ってみようと思っている。英語のレッスンに通い、その後、TOEIC Speaking & Writingを受験をして、レッスンの効果を検証してみたい。

中国語は、今年前半はこれまで習得した単語、文法の復習にあて、後半からは来年のHSK5級受験を目指してあたらしい単語の習得を進めていきたい。あわせて、中国語のレッスンも継続し、特にリスニングを強化する。また、そろそろ中国語の本を一冊通しで読んでみようと思う。

手話は、なかなか実用レベルには到達しそうにないが、まずは講習会から落ちこぼれないように学習を継続したい。講習会は、三年のプログラムとなっている。細く長く、三年間は続けていきたい。

 2月からGABAの英語のレッスンに通い始めたところで緊急事態宣言が始まり中断してしまった。6月に入ってから再開している。今回のレッスンは7月でチケットを使い切り、8月にTOEIC Speaking & Writingを受験して効果を計測しようと考えている。

中国語のレッスンは、オンラインも提供されている。いまのところは月1回のレッスンを継続して受けており、GABAのレッスンが一段落する8月から週1回のレッスンに復帰しようと思っている。来年前半にはHSK5級に合格するレベルになることを目指している。

英語も中国語も、スピーキングとリスニングを中心として、基礎的なトレーニングをしているところ。自分のなかにあるはずの英語や中国語を運用して表現できるようになることに注力している。中国語は少しずつ言葉が口に出てくるようになってきたような気がしているが、英語の進歩はなかなか感じられない。

昨年度、豊島区の手話講習会に通っていたが、3月に中断となった。4月からの新年度も申し込んでいたけれども、まだ再開されていない。今は週1回、テレビの手話講座を見ている。レベルアップする状況にはないけれど、いままで学んだことは忘れないようにしたい。

文化の取り組み

【目標】

グローバリズムの歴史を追いかける、というテーマはこれから一生変わることがないだろう

年末の上海旅行に刺激され、もう少し中国とグローバリズムへの関わりを知りたいと思った。そのためには、中国の歴史、文化(現在の中華人民共和国の範囲ではなく、より広い中華圏について)について基礎知識を習得することが必要だ。今年は、中国を軸としてグローバリズムについて考えてみたい。

最近、読書量が減っている。語学へ時間を投じていることもあるし、老眼で読書のスピードが落ちていることもある。読書へのモティベーションを高めるために会社への読書会に継続的に参加すること、老眼対策のために電子書籍を活用していきたい。 

今年上期は中国史に関する読書はしっかりできている。中国史の自分なりのフレームワークができてきた。これからは、特に興味がある時代、地域のより詳しい理解を深めていきたい。

国史も概論から一歩踏み込むと、思いの外本の数は少ない。電子書籍があるものは電子書籍で読んでいるが、それよりは古本で買った本を読むことの方が多い。しかし、今のところはあまり苦にならず読めている。

当面、グローバリズムを追いかけた旅行はできないと思うが、じっくり知見を深める時期としたい。

会社の読書会も物理的に集まることは難しくなっているが、オンラインで開催された読書会もなかなか盛り上がった。これからも継続的に参加していこうと思っている。

家庭の取り組み

【目標】

  • キッチンのリノベーションの準備
  • 中華料理のバリエーションを増やす

昨年は水回りのリノベーションが家庭での取り組みとして大きかった。次はキッチン周りのリノベーションが大きなテーマである。今年は、どのようなキッチンにすべきか、しっかり考えて準備をしたい。

自分の料理のバリエーションは、このところ増やすことがなく、きまったものだけ作っていた。今年は中華料理のバリエーションを増やしてみようと思いついた。野菜がおいしい炒めものを作ってみたい。あと、点心もいくつか作れるようになると楽しそうだ。

 今日、キッチンではなく、トレイのリノベーションをした。

ステイホームには、家が快適であることが重要だ。ここ数年断捨離を進めて機能的で暮らしやすい家づくりをしてきたことと、去年、洗面所と浴室のリノベーションをしたことは大きな効果があった。

ステイホーム期間、中華料理に挑戦して、バリエーションを増やすことができた。特に、小麦粉をこねて包子を作るのは楽しかった。回鍋肉や青椒肉絲も中国風に作れるようになってきた。しかし、中華料理を作って食べていたらカロリーオーバーになったので、いまは少々抑えぎみにしてる。しかし、ちょこっと中華料理風の炒め料理を作れるようになったのは便利である。

来年は、いよいよキッチンのリノベーションをしようと思う。

その上で固執しない

これもこれからずっと不変の目標だが、最終的な目的は見失わず、目の前の計画目標に固執しすぎず柔軟に暮らしていきたい。

ステイホーム に対して、続けることは続け、中断することは中断し、変えることは変えて、新しい生活のリズムは作れていると思う。これからも、柔軟に暮らしていきたい。