ハイテクハーフマラソン2022に参加した

ハイテクハーフマラソンに参加した。

ネットタイムが1時間58分53秒で、目標が2時間切りだったから目標達成できてよかったけれど、本当に辛かった。

ハイテクハーフマラソンは、荒川の河川敷がコースになっている。正直単調だけど、アップダウンが少なく、スタートの渋滞もほどほどで、タイムが狙いやすいレースだ。いつも強風に悩まされるのだが、今日は風もなく、寒からず暑からじの天候で、絶好のコンディションだった。富士山がきれいに見えた。このレースとコンディションに助けられての2時間切りである。

レース前は不安がいっぱいでかなり緊張した。レースが久しぶりということもあったし、最近あまり練習ができていなかった。だいたい月に50kmぐらいしか走れていなかった。また、先月、長い距離も走っておこうと21kmのLSDをやってみたが、足が痛くなり、19km弱で途中リタイアした。レース前のダメージを避けたということもある。あと、腰に違和感があり、身体の調子も絶好調とは思なかった。ただ、身体のコンディションは、走ってみないとわからない。

今回のレース計画は、キロ5分35秒〜40秒のペースを維持することだった。キロ5分40秒平均でいけば2時間は切れるから、それより少し速いペースをキープすれば、オーバーペースにもならず、少しづつタイムを貯金できるイメージ。
10kmだと、調子がいいときは50分が切れる。つまり、キロ4分台のペースになる。それを考えると、キロ5分40秒は難しくないような気もするが、毎回17km過ぎから足が痛くなって失速する。
今回はその失速を最小限にするのがテーマだった。スプリットタイムを見ると、最初の1kmは別とすると、16kmまではキロ5分30秒台のタイムが並んでいて、かなりうまくペースを作れたことがわかる。しかし、それでも17km過ぎからは右膝が痛くなり、本当に苦行だった。なんとかキロ5分40秒前半で粘れてゴールできた。

最後の4kmはとにかく辛くて、なぜこの辛さに耐えなければならないのか、ずっと自問自答していた。歩いたって完走できるし、ここでがんばれば、却って身体にダメージがあって健康にも悪い。そして、辛い。

走り終わると次のレースに出たくなるという話もあるが、あまりに辛かったので、正直今後タイムを求めてハーフマラソンに出るかかなり迷っている、というか否定的な気分。身体と心の健康のためには、風光明媚なレースに出て、完走できれば良いのではないかと。
10,000m以下の距離のレースの方が適正もあるし、楽しいのではないかと。

もちろん、これだけ緊張して、自分を追い込む機会はなかなかないから、一年に一回ぐらい挑戦する意味はあるのだけれども。

レースが終わって駅まで歩く道すがら、よちよち、というか、よろよろ歩いていたら、周りの人たちも同じだった。