両親と兄、つれあいと私の五人でホテル鹿島の森へ食事に行った。五人そろうのはずいぶん久しぶりのように思う。
連休中だったので、お店はだいたい予約がいっぱいで、鹿島の森のレストランの予約がなんとかとれた。
けっして今風のレストランではない。サービスも料理もスマートとはいえない。しかし、昔ながらの雰囲気で、リラックスするにはよいところだと思う。
以前、銀のカップに、半球形に盛られたちょっと堅めのアイスクリームが乗せられ、それに、長方形のウェハースが添えられ、上端がまっすぐになったスプーンがでてきた。
今回も、その懐かしいアイスクリームを楽しみにしてきた。デザートにバニラ・アイスクリームを頼むと、なんと、銀のカップではない、ウェハースもない、とろりとした今風のアイスクリームである。なんということだ。これでは、単にサービスが行き届かない時代遅れのレストランではないか。
ただ、デザートといっしょにでてきたコーヒーは、ふつうのあっさりと淹れたものだったが、とてもおいしかった。エスプレッソもよいけれど、おいしいドリップのコーヒーもいいかもしれない。軽井沢だと、コーヒーや紅茶、煮物がおいしく感じられる。水がよいのかも知れない。
