ハーフマラソンに申し込んでみた

ハーフマラソンに申し込んでみた

来年1月に開催されるハイテクハーフマラソンに申し込んでみた。

www.hi-sports.com

それほど熱心なジョガーという訳ではないけれど、涼しい季節には気が向いたら5~10kmぐらいジョギングすることがある。下のエントリーにも書いたけれど、旅行先でいつもと違うコースをジョギングをするのは、新鮮な気持ちになれる。

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これまで、本格的なレースを走ったことはなく、近所で開催されている目白ロードレースという5kmのレースに出たことはある。去年の目白ロードレースにエントリーし、自分としてはかなり本気でタイムを出そうと思い練習をしたのだけれども、オーバーワークだったのか、大会の前日に腰痛になって無念の欠場だった。

ハーフマラソンの目標

今回のハイテクハーフマラソンの目標は、まずは完走である。制限時間が2時間30分なので、それ以内のペースで走らなければならない。目標タイムは、1km6分、2時間7分を切ること。

Garminのランニングウォッチを買ってから、ジョギングをしたときの記録が残っている。ペースを考えず自然体でジョギングをすると、だいたい1km5分30~40秒ぐらいのペースになる。

これまで走った最長の距離は20.86km、2時間7分28秒、1km6分7秒ペースだった。わが家から千鳥ヶ淵までが5kmある。皇居一周のコースまで往復10km、さらに皇居一周5kmを2周したタイムである。ハイテクハーフマラソンは、このコースに比べれば高低差は小さいので、目標タイムは楽ではないけれど、達成可能な範囲だと思う。

トレーニング計画と現状

去年の目白ロードレースのときのオーバーワークによる腰痛の反省を踏まえ、やりすぎない程度にがまんしながら準備を進めようと思っている。

暑い時期の有酸素運動は主に水泳をしていた。9月の半ばぐらいから、水泳からジョギングに切り替えている。今は、週末ジムに行った時、トレッドミルで1時間ぐらい走っている。それ以外、ウィークデイに1回か2回、5kmほど走っている。

ハーフマラソンの1か月前ぐらいに15kmほど走ろうと考えている。それに向けて、徐々に距離を伸ばして、大会前はオーバーワークにならないように、距離は控えめにする予定だ。

1km6分のペースだと息はあがらない。ネックになるのは筋肉の疲労で、以前20kmを走った時、最後の方は足がどうにも動かなくなった。身体をジョギングに慣らして、筋持久力を高めたい。

台湾の人が日本を「暮らすように旅する」、日本の人が台湾を「暮らすように旅をする」

「テレビで中国語」主題歌:宇宙人「あなたは?(那你呢?)」

中国語を学習している理由のひとつは、中国語のインターネットの社会を覗いてみて現代中国のポップカルチャーに触れてみたい、という気持ちがある。

たまに中華系のポップミュージックを聴いてみるのだけれども、まだ自分にしっくりくるものにたどり着けていない。以前、陶喆(David Tao)「找自己」について書いたことがある。悪くはないが、強く心を惹かれるというところまでは行っていない。

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NHK「テレビで中国語」の冒頭に流れる主題歌はちょっと気になっていた。この前、「テレビで中国語」のなかでこの歌を歌っているバンド「宇宙人」へインタビューをしていた。 それでちょっと関心が湧いて、この主題歌「あなたは?(那你呢?)」のPVを見てみた。

www.youtube.com

宇宙人が東京を「暮らすように旅する」

自分の旅行の歴史を振り返って、以前はハードなバックパッカー的な旅行もしていたけれど、最近はあまり移動せず「暮らすように旅する」ようになったことについて書いたことがある。 

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このPVのなかの宇宙人たちは、まさに東京を暮らすように旅しているに見える。

渋谷のスクランブル交差点、原宿、東京スカイツリーといった観光的に有名な場所も出てくるけれど、わが家の近所でもある都電や大塚のガード(古いレンガが美しい)など観光的ではない日常生活の場が登場し、そこを宇宙人たちはスケートボードで移動する。

彼らは、私が今住んでいる山の手のはずれの雑司が谷の魅力もきっとわかってくれそうだ、と思う。また、そのことが、山の手人、雑司が谷人としてうれしい。

台湾男子が京都左京区を「暮らすように旅する」

つれあいが「左京区男子休日」という本を持っている。

これは、くるりが好きな台湾の若者が京都の左京区界隈を紹介する、という体裁の本である。これもまさに「暮らすように旅する」を実践している。

観光地も出てくるけれど、大部分は左京区界隈の住宅街や鴨川の河原を散策している。この本の惹句では、「台湾に左京区ブームを引き起こした」とある。どこまでほんとうかわからないけれど、台湾には京都左京区を「暮らすように旅したい」人が一定数はいるんだろうな、と思う。

台湾男子がこっそり教える! 秘密の京都スポットガイド―左京区男子休日

台湾男子がこっそり教える! 秘密の京都スポットガイド―左京区男子休日

 

 台湾を「暮らすように旅してみたい」

台湾の人と日本の人と感覚が親しい、というイメージがある。こういう事例を見ていると、じっさいに共通する感覚、嗜好があるんだろうなと思う。

こんど、私が台湾に行って「暮らすように旅してみたい」。そして、台湾に、山の手や雑司が谷に通じるような魅力を見つけたいと思う。

体重の変遷

断捨離とライフログの整理

ここしばらく、わが家では断続的に断捨離を進めていて、その完成にかなり近づいてきた。「断捨離の完成」とは、家のなかの「魔窟」が一掃された状態と考えている。「魔窟」とは、その中に何が入っているか把握していない収納のことだ。

家のなかの「魔窟」を一気に一掃するのは大変だから、「魔窟」をひとつひとつ開き、捨てるものと残すものを仕分けるという作業を進めていく。そして、今は、家の中にあるものが、概ね把握できている。もちろん、家の中がすっきりして気分もいい。

「魔窟」のなかに押し込まれているものはさまざまだが、書類もかなりの比率を占める。書類をめくり、そのまま捨てられるもの、シュレッダーにかけるもの、ファイルして保存するものに仕分ける。大量の紙にさわっていると、手の脂がとれてカサカサしてくる。シュレッダーもフル回転する。

書類系「魔窟」を断捨離した結果、いくつかのライフログを整理することができた。しばらく前のエントリーで書いたゴルフのスコアもそのひとつである。 

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 そのほか、就職から今までの年末調整の記録を整理することができ、年収の変遷がわかった(まさに、失われた20年をなぞる停滞ぶり)。そのほか、32歳からいままでの健康診断の結果も整理できた。

健康診断の結果:体重とγ-GTPの推移 

健康診断の結果から、特に変化が顕著で興味深い体重とγ-GTPの推移をグラフにしてみた。

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γ-GTPは肝臓の機能に関連がある数値だが、私の場合、体重ときわめて強い相関があることが一目瞭然である。

体重が増えると脂肪肝になり、それに伴ないγ-GTPの数値が上がる。あわててダイエットをして体重が減ると、肝臓についた脂肪も減ってγ-GTPの数値が下がる。そして、リバウンドをして体重とγ-GTPが上昇する、というサイクルを繰り返している。

ダイエットとリバウンドと生活習慣

このグラフを見ると、32歳から50歳の間で四回の山と谷があったことがわかる。だいたい、64kgを超えるとこれはまずいと思いダイエットをして60kg以下まで落とす。1回めと2回めの谷は1年しか維持できていないが、3回めの谷はしばらく継続していたが、それでもやはりまた体重が増え、今は4回めの谷にいる。

四回目の山と谷については、まだ記憶に新しい。

慢性扁桃炎になり、扁桃を摘出する手術を受けた。その直後は喉が痛くて食事が喉を通らず、不健康な形で一時的に体重が減った。しかし、喉の痛みが収まってから、思い切りリバウンドをしてしまい、64kgラインを超えてしまった。これはまずいと思い、ダイエットに取り組むことにした。

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これまでダイエットをしたときは、食事の制限が中心だったけれど、今回はリバウンドをしないようにと思い、食事制限と運動を組み合わせることにした。体重を落とす時は、食事と運動のカロリー計算をしながら節制をし、体重を維持する段階に入ったら食事はあまり制限をせず、運動を中心としてバランスをとることにした。

ダイエットとリバウンドを繰り返した経験から言うと、単純に体重を落とすことは一時的に節制をすればよいので、辛いことは辛いけれど、できないことではない。より難しいのは、ダイエット後、体重を維持するように着地することである。

結局、体重の変化は、食事と運動の生活習慣を反映したものだ。だから、リバウンドせずに体重を維持するためには、体重が変化しないという生活習慣を作り上げ、身につけ、継続することが必要になる。体重を落とす段階とは違った考え方、食べ方、運動、生活が求められる。

今のところ、大きく体重を落とした後、2年間は体重を維持できている。今はもう少し筋肉をつけるため、最終的には58kg程度を目安として緩やかに増量していこうと思っている。

どうすれば、この体重、生活習慣が維持できるか、ライフログを見ながら考えていきたい。

 

誘拐犯に身代金を支払うべきか

Podcastによるジャーナリズム

アメリカのPodcastにはおもしろい番組が多く、英語学習も兼ねていくつか定期的に聞いているものがある、という話をこのブログにも書いたことがある。

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私の聞いているPodcastは主にジャーナリズム系のものだが、着眼点がユニークで、ていねいに取材している番組が多く、Podcastによるジャーナリズムが盛り上がっている印象がある。日本語の世界では、これに相当するものは見当たらないように思う。

Planet Money:  Episode 792: The Ransom Problem

そのようなPodcastのひとつに、"Planet Money"という番組がある。お金にまつわる話題を取り上げ、インタビューを中心として20分前後のストーリーにまとめている。

ちょっとしたユーモアも交えた話題も多いが、最近聞いたエピソードは、テロリストによる誘拐に対して身代金を払うべきか、というシリアスなテーマだった。これまで自分が聞いたことも考えたこともない視点が示されていて、興味深かった。

www.npr.org

ソマリアで誘拐されたアマンダ・リンダウトのケース

このエピソードでは、まず、ソマリアで誘拐されたカナダ人ジャーナリストのアマンダ・リンダウトのケースが、彼女と母親のインタビューを交えながら紹介される。

ソマリアではなかば営利目的の外国人の誘拐が日常化している。カナダは政府として誘拐犯に身代金を支払わない方針であり、また、彼女の両親は貧しかったため、彼女自身は身代金が支払われることなく、解放されることは絶望的だと考えていたようだ。

彼女の母親には誘拐犯の関係者からの連絡が頻繁にあったが、身代金を払えるあてもなく、絶望していたという。しかし、カナダ政府から、政府として身代金を支払うことはしないが、個人として寄付を募り、身代金を払うことは妨げない(本来は法に抵触する行為だが)という連絡があった。結局、多くの寄付が集まり、身代金を支払って彼女は解放されることになった。

身代金を支払う国、支払わない国

このようなケースで、身代金を支払う国、支払わない国があるという。

アメリカ、カナダ、イギリスなどは身代金を支払わない政策を採っている。身代金を支払うことで将来の誘拐を誘発し、また、誘拐犯の活動資金になるから、というのがその理由である。一方、イタリアやスペインは身代金を支払って人質を取り戻している。

このポッドキャストのキャスターが「興味深い」と語っていたが、アマンダ・リンダウト自身は、身代金を支払わない政策を支持しているとインタビューで答えていた。

日本は、かつてダッカ日航機ハイジャック事件で、日本赤軍の要求を飲み、身代金を支払い、収監されていた日本赤軍のメンバーを「超法規的措置」として引き渡したことがある。現在は、真相は必ずしも明らかではないが、身代金を支払わない政策を採っているものと思われる。

誘拐犯に身代金を支払うべきか

この番組を聞く前は、当然、身代金は支払うべきではないし、また、それが国際的な常識になっていると思っていた。しかし、身代金を支払う国、支払わない国のそれぞれが存在するということを聞き、意外だった。

また、身代金を支払う国、支払わない国でのこの種の誘拐の発生状況の研究があるという。詳細までは番組のなかで紹介されていなかったけれど、誘拐の発生率はあまり変わりがなく、誘拐後の殺害率はとうぜんならが身代金を支払わない国が二倍程度になっているという。

アメリカでも、オバマ大統領は、国として身代金を支払うことはないが、家族などが身代金を支払うことを妨げないという政策に転換したという。

このエピソードを聞き、身代金を支払うべきではない、という政策の正当性について確信が揺らいできた。たしかに、国が身代金を支払わなくても、関係者が何らかの形で身代金を支払うケースを完全に妨げることは難しい。身代金の支払いを完全に禁止できれば誘拐を抑止できるが、実際には身代金を支払う人がおり、誘拐が頻発している状況で、身代金を支払わない政策をつらぬくことが国民の安全を確保しているのか定かではないだろう。実証研究でもそのような結果がでているようだ。

うむ、難しい。

ライザップ・ゴルフに入る人の気持がよくわかる(入らないけれど)

創業記念日のゴルフコンペ

9/1は勤め先の創業記念日で、毎年ゴルフコンペがある。今年は四年ぶりに参加した。

前日までは台風の影響で雨の予報だったけれど、小笠原諸島付近に停滞しておかげで秋のような爽やかな天気になった。日焼け止めを忘れてしまい、両腕がすっかりゴルフ焼けしてしまった。

スコアは103だった。ベストスコアは102だから、これまでで二番目に良いスコアだった。天気もよく、調子もよく、楽しくゴルフができた。集中して練習して100を切りたい、という意欲が湧いてきた。

私のゴルフの経歴

断捨離がてら、これまでのスコアカードを整理してみた。今回のコンペで35回目のラウンドだった(このうち1回は、天候が急変してハーフでやめている)。

しばらく集中してラウンドをして、中断して、また再開することを繰り返している。まとめると、私のラウンドは3期に分かれている。

第一期(2000年代前半)

 2003〜2006年にかけて6回ラウンドしている。ベストスコアが118、ワーストスコアが142、平均スコアが129である。

この時期は、主に会社の比較的若い同僚と一緒に行っていた。親から古いゴルフクラブとキャディバッグを譲ってもらい、それを使っていた。気軽なゴルフを楽しんでいて、正直に言って、上達しようという気持ちがあまりなく、練習もあまりしていなった。

第二期(2010年代前半)

2010〜2013年にかけて25回ラウンドしている。ベストスコアが102、ワーストスコアが148、平均スコアが117である。

この時期は、家族、両親と妻と一緒にゴルフをするのが主な目的だった。その他、会社のゴルフコンペに参加するようになった。

自分でゴルフクラブ一式を買い揃え、ゴルフスクールに通い、真剣に上達したいと考えていた。第一期よりは多少はゴルフらしくなったとは言え、なかなかスコアが向上しなくてイライラすることが多かった。

いまから振り返って見ると、スイングするときに身体がそっくり返り、左肩が開き、そのために常にダフリ気味で、フェースが開くからスライスしていた。とにかく飛ばなかった。だから、ロングホールのグリーンが遠かった。

とはいえ、印象的なラウンドもあり、ゴルフの楽しさを感じる瞬間もあった。

いちばんよく覚えているのは、2011/3/11のラウンドだ。このときは、会社は有給休暇で休み、両親、妻とゴルフに行っていた。調子がよく、110を切ることができて、満足してラウンドを終えた。そして、クラブハウスに戻る途中、東日本大震災が起きた。その日のことは忘れられない。

いちばん楽しかったのは、ハワイ・カウアイ島でのラウンドだ。海外でゴルフをしたのはこのときだけで、特にスコアがよかった訳でもないけれど、とにかく気候がよく、きれいなゴルフコースで、開放感があった。

しかし、なかなか思うようにならず、ゴルフのラウンドが難行苦行に感じられることが多かった。

第三期(2010年代後半)

第三期はちょうどはじまったところ。今年のゴールデンウィークに勤め先のコンペに参加しその時のスコアは116、そして、冒頭に書いた創業記念日のコンペに参加しスコアは103だった。

第二期は、ゴルフスクールには通っていたけれど、ゴルフ練習場にはほとんど行っていなかった。第二期のあと、ゴルフスクールをやめ、ラウンドはしなかったが、たまにゴルフ練習場に行き、そこで気づくことが多かった。

ゴルフスクールは室内だったので、目の前にネットがあった。今思い返すと、ミスショットとナイスショットの区別ができておらず、このショットは成功、このショットは失敗というフィードバックができていなかった。ゴルフ練習場で打つと、ショットの成功失敗はすぐわかる。徐々にどう身体を動かせばいいのか、体感としてわかるようになってきた。つまり、ゴルフスクールで習ったことは、頭ではうっすらと理解していたが、身体の感覚としてはわかっていなかった。それが徐々に体感してきた、ということである。

この前の創業記念日のコンペの前、集中的に練習した。夏休みに3日連続で通い、コンペの前の週末に2日続けて通った。そこで、ようやく身体を回転させる、という感覚がわかるようになってきた。あたり前のことだけれど、回転軸を維持して、その場で身体をきちんと回転させきり、腕を伸ばせば、きちんとクラブヘッドがボールにあたり、ボールはあがり、クラブなりの距離が飛ぶ、ということがわかった。

もちろん、毎回、きちんと身体が動くわけではない。しかし、ミスショットしたとき、以前は理由がよくわかっていなかったけれど、今は、ああ、身体が開いたせいだ、スウェイしたせいだ、ということがわかるようになった。だから、修正して立て直すことができる。

今回のゴルフコンペでは、その成果がでたように思う。難行苦行感はあまりなく、楽しくラウンドができたし、これから練習をしたいという気持ちになった。

これからの目標

第二期は、練習をしても、その効果が積み上がって向上していく感覚が得られずつらかった。語学の習得でも、初心者を過ぎて初級と中級の間でつらい時期があるけれど、同じような時期だったのだと思う。ライザップ・ゴルフに入って100を切りたい、と思う人の気持はよくわかる。まあ、私は入ろうとは思わないけれど。しかし、練習の成果が積み上がっていく感覚得られるようになって、練習したいという気持ちも湧いてきた。

今は、ドライバーはスライス傾向、アイアンはフック傾向にある。全体としては普通の傾向なのだろうけれど、もう少し収束させたい。特に、ドライバーがスライスすると飛距離がでないし、フェアウェイをキープできないまでも、毎ホール林のなかから打つのは少々つらい。もう少しきちんと身体を回しきることで、ドライバーのスライスは防げそうだ。アイアンは、グリップのコックを維持できればまっすぐでるようになる。

まずは、100を切りたい。100を切ったら、自分へのご褒美としてアイアンセットを買い換えようと思う。

プレーオフに向けて:ニューヨーク・ヤンキースの現状と今後

夏休みを終えて

会社の夏休みが終わり、今日から出社している。

このブログも、語学の学習も、1か月ほど夏休みしていたが、今日からは通常運行に戻ろうと思う。

期待と不安に満ちたシーズン

4月に今シーズンのヤンキースを展望するエントリーのなかで、今年は期待と不安に満ちたシーズンと書いた。まさにそのとおりのシーズンとなり、有望な若手の活躍による躍進に期待を膨らませ、一方で、チームの若さが露呈して連敗に不安になり、という時期を交互に繰り返してきた。ここで、プレーオフに向けて現在のヤンキースの状況を振り返っておきたい。
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プレーオフ進出圏内をキープ

ヤンキースは、昨シーズンの後半アレックス・ロドリゲスが引退して以降、はっきりと若手中心のチームづくりに舵を切った。期待の若手を次々と登用し、そのすべてが活躍した訳ではないけれど、大活躍をした選手もおり、それまでの停滞していたチームの雰囲気が一掃され、ファンとしては実に楽しい時期に入った。

勢いづくと連勝し、歯車が狂うと連敗するというアップダウンが激しいシーズンだが、現在、アメリカン・リーグ東地区2位、プレーオフワイルドカード圏内をキープしている。チームの刷新に着手してから二年目としては上々の成績だと思う。

チームの得点、OPSアストロズに次いでリーグ2位、防御率はインディアンス、レッド・ソックスに次いでリーグ3位である。打線は活発だから印象通りの成績だが、ピッチャーはかなり打たれている印象があり、3点台の防御率でリーグ3位というのはやや以外である。

もう少し細かくチームの状況を見てみよう。

バッティング:若手のすばらしい躍進

バッティングは、アーロン・ジャッジ、ゲイリー・サンチェス、ディディ・グレゴリウスの若手の躍進に尽きる。

ジャッジは、後半戦に入って対策が進んできたこともあり思うように打てなくなっているものの、新人でホームラン王に手が届く位置にいる。

サンチェスは昨シーズンの後半の活躍はすばらしかった。今シーズンは開幕時には怪我で欠場をしており出遅れたが、ここにきてジャッジの不振をカバーする活躍をしている。サンチェスは肩は強いが、キャッチャーとしての守備には疑問がある。我慢をして育てるのか、DHにするのか、いずれ判断すべき時期がくるだろう。

グレゴリウスは、デレク・ジーターの後のショートとして将来を嘱望されていたが、今シーズンはすっかり開花した。守備もよく、思い切りのよいバッティングも長打力を増している。

ジャッジとサンチェスは20歳代前半、グレゴリウスも20歳代で、これから十年以上ヤンキースの主軸を担ってくれるはずだ。また、彼ら三人の他にも、タイラー・オースティン、グレッグ・バード、クリント・フレイザーなど20歳代前半の期待の選手たちもいる。

また、内野のユーティリティ・プレイヤーのロナルド・トレイエスがじつにいい活躍をしている。とにかく守備が機敏でいい。小柄でパワーはないが、しぶといバッティングでいいところでヒットを打っている。プレーオフでもキー・プレイヤーになる予感がする。

そのほか、怪我による選手の入れ替わりもあった。前半戦好調だったスターリンカストロや、チームの支柱となることを期待されて入団したベテランのマット・ホリデーが欠場中だ。しかし、今休んでプレーオフに間に合ってくれれば、期待が膨らむ。

スターター:最大の弱点だが若手にチャンス

シーズン当初から最大の弱点は先発投手だったが、その問題は解消していない。

最大の誤算は田中将大である。ローテーションのなかで唯一信頼できるピッチャーだったはずだが、防御率は4.91と、これまでの2点台から3点台前半の成績から大きく低下した。被ホームランが急増し、ピッチング・フォームで球種を見破られているのではないかと疑っている。ベテランのCCサバシアには大きな期待はできないが、DLに何回も入っている。ピネダはトミー・ジョン手術で今季絶望である。

このような状況で、打線と同様に若手ピッチャーが登用されている。ルイス・セベリーノとジョーダン・モンゴメリーの20歳代前半の二人がローテーションに入った。おそらく、今ではセベリーノが最も信頼できる先発投手になっている。

7月末、トレードでアスレチックスからソニー・グレイを獲得したが、まだ本領発揮までに至っていない。

プレーオフに進出したときには、やはりスターターが弱点になるだろう。オフシーズンには、ダルビッシュ有大谷翔平を取りに行くのだろうか。

ブルペン:メンバーが入れ替わったが充実している

シーズン当初、クローザーのアロディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、タイラー・クリッパードと実績もある充実したブルペンだった。しかし、シーズン中盤からクリッパードとチャップマンが打たれて逆転負けをする試合が続き、クリッパードはトレードで放出、チャップマンもクローザーから降格となった。

代わりに、ホワイトソックスからデイヴィッド・ロバートソンとトミー・ケインリーを獲得し、これで再びブルベンは安定した。いいトレードだったと思う。

先発投手の不安定さをブルペンがどれだけカバーできるかがプレーオフのポイントになりそうだ。

監督:我慢とやりくりの采配

不安定な若手とけが人の続出で、ラインナップ、ローテーション、ブルペンは安定しなかった。現在のシーズン当初と、現在ではメンバーは大きく入れ替わっている。連勝もするが、連敗するときもある。

ジラルディ監督は、かなり我慢しながら若手を使っている。明らかにピッチャーとゲイリー・サンチェスをキャッチャーとして使い続けている。不調のジャッジも3番に固定している。一方で、プレーオフの見すえてベテランを休ませているようにも見える。

ここ数シーズン、ジラルディが監督としての能力を見せることができないメンバーだった時期が続いていたが、これからしばらくは彼の我慢とやりくりの采配が問われることになるだろう。

プレーオフの見通し:今年はまずは出場できればよい

シーズン当初、将来に期待ができる若手がでてきて活躍する姿を見ることができればいい、チームの成績は二の次と思っていた。そして、その願いは120%満たされている。

現在、ワイルドカード圏内にいる。なるべくこの順位はキープして、若手にプレーオフを経験してもらいたいと思う。今シーズン、アストロズドジャーズに勝てる戦力、勝負強さまでは備わっていないように見える。今年はまずはプレーオフに出場できればいい。

これからも、まだまだ楽しめそうだ。

モヒートの作り方

梅雨が明け、今年の東京の夏はいちだんと暑い。

夏の飲み物(もちろんアルコール)は、これまでもいろいろ試してきたけれど、いまのところモヒートがいちばん気に入っている。

ビタミンCもたっぷり取れるし、蒸留酒だからプリン体も入っていないので、むしろ身体にいい(酒飲みの繰り言ですが)と言いながら飲んでいる。

自分の備忘のための目的もあり、自己流レシピを記録しておこうと思う。

材料(1人分)

  • ライム 1/2個:特にこだわりなく、スーパーで買ってくる。ケチらずたっぷり絞るとおいしい。
  • ミントの葉っぱ 10枚ぐらい:これもスーパーで買ってくる。景気良くいれちゃった方がモヒートらしくなる。
  • ホワイトラム(ハバナクラブ) メジャーカップの大きい方で2杯:バカルディカサーシャ51とハバナクラブを試したけど、ハバナクラブでつくるモヒートがコクがある感じで好き。やっぱりこれもケチらずに投入するのが吉。

www.pernod-ricard-japan.com

  • シロップ(マイガムシロップ)大さじ1杯:最初はシロップって何を使ってよいのかわからず、コーヒー用のガムシロップを使っていたのだけれども、こっちの方がおいしい。カクテル用のもっと高級シロップもあるみたいだけど、まあ、これでいいかな、という感じ。砂糖を入れる、というやり方もあるらしいけれど、試していない。
明治屋 マイガムシロップ 720ml
 
  •  氷(大きめの製氷皿で作る)グラスがいっぱいになるぐらいの量:正しくはクラッシュド・アイスで作るみたいだけど、ふつうに大きめの製氷皿で作った塊の氷を使ってる
  • 炭酸水 100ccぐらい?グラスがいっぱいになるぐらいの量:これもこだわりなく、スーパーで売っている炭酸水を適当に使ってる

作り方

  • ライムを横に半分に切り、さらにその半分を四分の一に切る。大きめのグラスに放り込む。
  • ミントの葉をちぎってライムの上に放り込む。
  • ちいさな木のすりこぎで、ライムとミントをよく潰す(←重要)。
  • メジャーカップでホワイトラムを注ぐ。気分で量は調整。
  • シロップを大さじで計って入れる。
  • ここでよくかき混ぜる(←重要)。
  • 氷を入れる。で、またよくかき混ぜる。グラスがきちんと冷えるまで。
  • 炭酸水を静かに注ぐ。軽くかき混ぜる。
  • あとは、飲もう!

おかわり

飲み終わったあと、まだライムやミントが残っているので、炭酸水を入れて飲むと、モヒートの香りがしたソーダになっておいしい。

このとき、ホワイトラムやシロップを加えるものもあり。