おすすめPodcast:"The Indicator"と"5 Things"

おすすめPodcast:短いもの

以前もお気に入りのPodcastを紹介したことがある。また、最近、新たに聞き始めて気に入っているPodcastがあるので改めて紹介したい。

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Podcastの魅力のひとつとして、時間制約がゆるいということがある。ラジオの番組だったら不可能な長時間のインタビューをそのまま放送したり、ひとつのテーマをじっくりと掘り下げることが可能になる。

しかし、長時間のインタビューを聴いている時間がないこともある。長時間の番組だと繰り返し聴いて細かいところまで理解するということが難しく、どうしても聞き流して大意をつかむということになる。

Podcast作成者側もそのことに気が付き始めたのか、長時間の番組のスピンオフとして、短い番組を提供するという例が現れてきた。最近は、そうした短いPodcastを聴く聴く機会が増えている。もちろん、英語のPodcastを聞き慣れていない人にとっても、短い番組のほうが敷居が低いだろう。

 "The Indicator" by NPR

上記のブログで紹介した"Planet Money"のスピンオフ企画で"The Indicator"という番組が始まった。

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”Planet Money”は30分弱ぐらいの長さで、経済に関わる特定のテーマを掘り下げたレポートをする番組である。切り口がユニークで興味深い。

"The Indicator"は、毎回ひとつの指標、数値を取り上げて、それについて10分以内、6~7分にまとめる番組である。"Planet Money"のような着眼点のユニークさはあるし、より時事的な内容になっている。例えば、雇用者数の統計が発表されたときは、すかさずその数値をテーマとした番組になる。

www.npr.org

コンパクトな分、結論も明確に示され、よりわかりやすい内容になっている。7分ぐらいだったら集中力も続く。

"5 Things" by USA Today

”5 Things”は、前日のニュースのなかで知るべき5つの事柄を5分以内に紹介する、というコンセプトの番組。実際、4分を切るぐらい短いことが多い。USA Todayが製作しているので、冗長さはなく平易でシンプルなため、ノン・ネイティブにとってはありがたい。

アメリカのごく普通の人がごく普通に興味を持つテーマが分かり、その意味でもなかなか興味深い。

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