信長、秀吉、家康がポーカーをやったら?

中学二年生の時の作文。

信長、秀吉、家康がポーカーをやったら?
最近戦国時代の人が現代に生きていたらどんなことになるだろう?と思うことがある。そこでこの三人にポーカーをやらせたらどうなるか考えてみた。
まず信長。彼はホトトギスをころしてしまうように気は荒く、短気ではあったろう。しかし彼は、一面おく病だった。武田への信長のおそれは勝頼の代まで続いたし、戦をするときには、敵の二倍の兵力で当たることを理想とした。彼は決っして強気とは思われない。彼がポーカーをすれば、安全に、安全にといってフォアカードかストレートフラッシュでも来ればかなりつりあげるかもしれない。
次に秀吉。彼は日本史上まれに見る大うそつきだと思う。うそつきと言うと人ぎきが悪いけれど、ここまでくれば天下を統一してしまうからすごいものだ。信長の死後、早いうちに天下統一したのは彼の大天才的外交能力にあると思う。家康さえも彼の家来という形で味方にしてしまった。こんなことができるのは彼ぐらいのうそつきではなくてはとてもできないだろう。秀吉が人気があるのも彼自身のうそによるところに多いと思う。彼にポーカーをやらせれば、自分の手が悪くても口車に乗せて相手をおろさせたりするのがうまいだろう。
さて家康。彼は三人の中でいちばん勇気があったのではないか?でも彼には独創をきらった。からのすばらしい所は、謀略の能力だろう。豊臣のほろぼし方はみごとだと思う。ところで彼がポーカーをやれば、じっとまって、チャンスと見たらわりと思い切ったことをするのではないか?
しかし点は動乱の時代に実にうまいタイミングで三人の天才を与えたのであろうか?僕は、この三人の中では信長・家康・秀吉の順で好きである。なんとも信長の型やぶりの都会的センスはひかれる。今の日本では信長、秀吉のような天才は現れるか大いに疑問だ。日本人のまね上手も、家康の影響ではなかろうか。とにかく今に日本に一番影響をのこしているのは家康であることはまちがいあるまい。

このころ戦国武将好きだった覚えがある。ちょっとねらいすぎているところがいやらしくて好きではない。