ハマム

買い物。
キリムのバックパックを気持ちよく買ってしまった。こころに余裕があると交渉も楽しい。
こちらの心に余裕があるとCommunicationもうまくいく。人から声をかけられてもうまく対応できる。単なる客引きにはそれなりに、それ以外にはfriendlyに。Istanbulが楽しくなってきた。
しかし、トルコ語をもう少し学ぶべきだった。言葉が通じればそれだけ旅行の世界が広がる。骨おしみをすべきではない。
今日は、一通りの買い物をしたあと、ハマムへ行った。今日のハマム(Bejyatの近く)はvery good。とてもマッサージがていねいで、気持ちよかった。
ハマムのあと、風にあたって、ビールをのむ。
great! great! great!
ここにきて、やっと、Istanbulの気持ちよい過ごし方がわかる。たまらない。
余裕がスキを生んでいるのかもしれない。注意するように通りすがりのおじさんにいわれてしまった。まっすく宿にもどって早寝しよう。明日は早い。
なんにしても、こちらが心を開かないと、相手も心を開かない。こちらが開けば、むこうも開く。すると、楽しくなる!
旅行の最後にきて、トルコのコツがつかめたようだ。
イスタンブールの近郊はビルの建築が盛ん。こちらの建物はみなコンクリートで枠組みを作り、その中にレンガを組み上げる方法。たしかにこれでは地震に弱いし、暑いのではないか。石造りの建物はモスクをはじめ、すずしくて気持ちよい。
ラーレリというモスクに行く。内装は優雅でほんとうにすばらしい。bestではないが、Blueモスクより美しい。very good!

トルコに慣れてきて、ずいぶん元気になっているようだ。浮かれている様子が文章からもよくわかる。海外旅行をしていると、その国に慣れた頃に帰国するということがよくある。
ハマムとは、蒸し風呂のこと。この日に行ったイスタンブールのハマムはなかなか立派な施設だった。
服を脱ぎ、タオルを腰に巻いて、蒸し風呂にはいると、モスクのような大理石で作られたドーム状の空間が広がっていて、湯気にかすんでいる。中央に円い巨大な大理石のテーブルがあり、壁際には流し場になっている。テーブルの上に座ってしばらく蒸されていると、垢すりをしてくれるごついおじさんが登場する。洗面器のなかに石鹸を泡立て、大理石のテーブルの上にうつぶせになるように言われる。背中を激しくタオルでこすられる。一通りこすり終わると、流し場に連れて行かれて、体をすっきりと流す。実にさっぱりする。
蒸し風呂を出た後、タオルを巻いた姿で、サロンでアップルティをすすりながらのんびりする。トルコ語ができれば、土地のおじさんたちと話ができるだろう。
トルコに行ったら、また、ハマムに行かねばと思う。