不眠病者の朝

うつ病になって以来、あまり眠れないようになった。寝る前に眠剤を飲んでいるので、寝つきはいいけれど、早朝に目がさめてしまう。
目が覚めた後、しばらくベッドの中でもう一回寝ようとするけれど、結局あきらめて、ウェブログに何を書こうかとか今日仕事でしなければならないこととかを考える。そして、つれあいを起こさないようにそっとベッドを抜けだして、PCを立ち上げる。
暗くて、静かで、寒くて、ひとりきりである。そんな朝の時間が好きだ。
不眠病者の朝は忙しい。メール、ツィッター、フェイスブックlang-8、知り合いのウェブログ、新聞のサイトをチェックする。
今日の仕事のToDoリストを自分にメールする。そして、メールを書いたり、コメントを書いたりする。日本の早朝の時間帯には、海外の友人がちょうどログインしているので、あっという間に返事がある。
メールやコメントのやりとりをした後、ウェブログを書き始める。頭のなかで一回書き終えているので、それを入力すればいい(もちろん、校正はしなければならないけれど)。
そして、新聞を読む。最近は、原発事故のニュースを読み、頭にきたりする。
PCの向こうの窓から朝焼けが見え、つれあいが起きだしてくる。私はトーストを二枚焼き、つれあいはカプチーノを二杯淹れる。二人で、カリカリのトーストを食べ、温かいカプチーノを飲み、ゆっくりとおしゃべりをする。
そんな朝食も好きだ。
今日一日働くパワーを充電して、会社に行く。
不眠病者の朝。