2005-01-01から1年間の記事一覧

規制緩和

羽田空港から池袋方面行きのリムジンバスに乗った。バスのなかで、この日記を書いている。しかし、まだ夕方だったので、首都高速は渋滞している。 以前、路線バスは、運行ルートを変えることができないように規制されているという話を聞いたことがあった。し…

昭和の香り

今日、仕事は無事に終わり、広島からは予定通り飛行機で帰ってきた。台風一過の夏の青空のなか、揺れることもなく、順調な飛行だった。 つれあいが言うには、電車に乗ると、最近あまり嗅いでいなかった昭和の香りがするという。車内の冷房が抑えめで、昭和時…

にわかシャーロッキアン

ネタバレ注意。この先、コナン・ドイル「四つの署名」(新潮文庫 ISBN:4102134069)のストーリーについて書かれています。それにしても、いまどき、「四つの署名」のネタバレで困る人がほんとうにいるのだろうか。 シャーロック・ホームズものはアラだらけであ…

気持ちにしっくりくる文章

NHK−BSの番組で、新藤兼人が戦争体験について語っていた。 新藤兼人は兵役についていて、神戸にあった川西飛行機の工場の隣に駐屯していた。川西飛行機は、軍用機を生産していたから、米軍の重要な攻撃目標で、終戦の1か月前、絨毯爆撃にあった。空襲…

台風と出張

明日、広島で朝一番からの仕事があるので、今晩は前泊をである。最終便の飛行機に乗る予定だったが、天気予報では、そのころ台風が伊豆から東京のあたりに上陸するといっている。羽田空港に行ったあげく最終便が飛ばなかったらどうしようもなくなるので、予…

力負け

MLB

ヤンキースは、マリアーノ・リベラ以外の投手陣は相変わらず崩壊しているが、いつの間にかプレーオフ圏内まで成績を上げてきた。ピッチャーがこの状態でこの成績ならば、秋に向けてコンディションが上がってくればプレーオフに行くの可能性も高くなってきた…

因縁は海の外から

コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの帰還」に収録されている短編、「緋色の研究」のネタバレを含んでいます、と一応注意を喚起します。といっても、いまどき、シャーロック・ホームズもののネタバレを気にする人もいるのだろうか? 本屋をうろついてい…

野生と家畜その2

しばらく前、フランス語には家畜であるイエウサギを意味する"lapin"という言葉と、野生のノウサギを意味する"liévre"という言葉があることを知った。日本語ではまとめて「兎」と呼んでいるのに、なぜ、フランス語では区別しているのか、という疑問についてあ…

あのころは本当に

「通り過ぎてしまった人々」と書きながら(id:yagian:20050718)、結局、週刊プロレス、週刊ゴングを買い、橋本真也への追悼の言葉を隅から隅まで読み、BS朝日の闘魂スーパーバトルで「追悼、橋本真也 名勝負集」を見てしまった。通り過ぎた、とは言えないの…

通り過ぎてしまった人々

先月の末、林由美香*1が亡くなった。そして、今月の半ばには、橋本真也が亡くなった。 新聞、週刊誌、そして、インターネットの上でも、彼らの死について、彼らの思い出についてさまざまな文章が書かれていた。私にとっても二人とも思い出深い人たちだから、…

野生と家畜

長文かつ大量の引用を予定しているので、読みづらい文章になりそうだ。多少は読みやすくするために、引用はとばして読んでもわかるように書くつもりである。引用をとばして読んでもわかるのならば、引用を省いてしまえばよいのだが、後で考察を深めるための…

うまい

会社でまだ若手社員と呼ばれていた時期には、出張で飛行機に乗ると、週刊誌を借りて読むことが多かった。週刊文春や週刊ポストのコラムがおもしろかった記憶がある。しかし、女性のグラビアが載っていることもあって、飛行機で週刊誌を貸し出さなくなって、…

まずい

小学校の給食では、大きさが違う三つのへこみがあったアルミニウムの皿を使っていた。いちばん大きいへこみにおかずを、二番目のへこみにパンを、いちばん小さいへこみに季節の果物を乗せた。給食では、果物を食べるのがいちばんの楽しみだった。 しかし、6…

涼風

先週前半、梅雨前線が北陸から東北南部に停滞して、大雨が降った。今日は、梅雨前線が南下し、西日本に豪雨が降っている。東京は、その狭間にあって、この梅雨は本格的な雨はまだ降っていない。 梅雨前線が東京の北にあった先週は、南から風が吹き込んできて…

鉄火場

山口瞳「山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇」(新潮文庫 ISBN:4101111324)に、鉄火巻きは、鉄火場でばくちを打ちながら食べられるように工夫された食べ物だ、ということが紹介されていた。 サンドウィッチも、ポーカーをしながら食べられるように工夫されたも…

土の香り

夕立が通り抜けた後、わき立つ土の香りにつつまれた。

大蔵大臣時代の渋沢敬三

これまでに何回か宮本常一のことについて書いたことがあるが(id:yagian:20040829#p2, id:yagian:20040923#p2)、宮本常一とその師である渋沢敬三のことはいつも気になっている。昨日の日記(id:yagian:20050625)に、aonami24さんに宮本常一との思い出に関する…

涼風

日中は夏のような暑さで、今年始めて冷房のスイッチをいれた。 日が暮れると、窓から涼しい風が吹き込んできた。団扇で扇ぐと、気持ちがいい。

引用のための引用

なにか小理屈を付けて、理由のある引用のように見せかけているけれど、単純に書き写したいだけの時もある。今日は、もう、小理屈を付けるのも面倒なので、単に気に入ったところを、ただ書き写してみる。 「血族」の終わりの方にでてくる山口瞳の母親の遺書で…

清国、柏戸

期待されていた兄には、神童伝説のようなものが伝わっている。 まだ言葉もよくしゃべれない幼児だったころ、神戸製鋼のカレンダーを見て、「おんも、おんも」と叫んだいう。「おんも」とは、お相撲のことだった。しかし、なぜ、神戸製鋼のカレンダーを見て、…

希望のない将来

小学校のころ、自分の将来の希望について、という課題で「希望のない将来」という題の作文を書いたことがある。 陰々滅々とした内容、というわけではなく、今の自分には医者になりたい、プロ野球選手になりたい、というようなしっかりと形になった将来の夢は…

出張

土曜日、名古屋まで出張である。 出張というからには仕事ではあるけれど、こちらから積極的にプレゼンテーションをする必要がなく、話を聞いていればよい仕事なので気楽である。休日ということもあり、スーツ、ネクタイではなく、半袖の襟が開いたシャツを着…

庄野潤三風

昨日、つれあいの仕事に一段落がついた。よかった。おつかれさま。 お祝いに食事に行った。おいしかった。ありがとう。 庄野潤三「うさぎのミミリー」(新潮文庫 ISBN:4101139059)風の文体で書いてみました。いつもより、ちょっと正しいヒトになった気分。 …

興行会社

小川直也「対橋本真也戦闘魂録「反則ですか」」(アミューズブックス)(ISBN4906613519)によると、アントニオ猪木はプロレスに入ったばかりの小川直也に「プロレスとは何だ?」と問いかけたという。小川がすぐに答えられずにいると、猪木は「興行会社なんだ…

書籍索引

このはてなダイアリーに引っ越してくる前、エディタでHTMLファイルの形式の日記を書いていたころから、日記に登場した書籍の索引(http://www.lares.dti.ne.jp/~ttakagi/diary/etc/book02.htm)を作っていた。言及した書籍のリンクを自動的に生成させるような…

模様替え

いままでのデザインは、読みやすさは考えていたけれど、文字だけがならんでいる、シンプルといえばシンプル、味気ないといえば味気ないものだった。久しぶりにウェブログの管理画面でデザインを見ていたら、ずいぶんテンプレートの数が増えており、模様替え…

機会は禿げ坊主である

いま、テレビ東京の「出没!アド街ック天国」という番組を見ている。この番組は、毎週一つ、ごくふつうの街を取り上げて、その街の名所、名店、名物を紹介する。その名所、名店、名物は、あくまでもその街なりのもので、それほどたいしたものではない。どう…

Musical Baton

最近、すっかりさぼっていてたいしたことを書いていないのに、左近さんからトラックバック(id:summercontrail:20050616)が入っていてなんだろうと思ったら、Musical Batonという音楽に関する質問をウェブログからウェブログへバトンのようにつないでいく企画…

クールビズ

通勤で地下鉄有楽町線を利用している。 有楽町線の桜田門駅は、国土交通省の真下にあって、霞ヶ関の官庁街から便利である。だから、官庁に通勤している人で、有楽町線を利用している人も多いようだ。 そんなこともあって、小学校から高校まで同じ学校に通っ…

ホテル・ルワンダ

ホテル・ルワンダ、日本で公開できるようになってほしい。 id:TomoMachi:20050616 http://www.mgm.com/ua/hotelrwanda/main.html