仕事

南場智子「不格好経営」

最近、中間管理職をやっていることもあり、仕事の体験談が書かれた自己啓発系の本を読んで「そうだよなぁ」とか「すごいなぁ」とか「オレもまだまだ」などと思う典型的な中年「サラリーマン」になっている。 DeNAの創業者南場智子の本「不格好経営」を読み、…

プロジェクトマネジメント入門(というか「お仕事のお作法」)

先週が体調の底だったようで、今週は徐々に上昇してきた。ようやく目先の仕事を片付けることができて、ToDoがとんでもないことになっていた。加速装置のスイッチをいれないと仕事が終わりそうにもないのだが、しかし、こいつを使うとまた倒れるかもしれない…

組織のリーダーと「特攻野郎Aチーム」「スペース・カウボーイ」「アルマゲドン」「ワイルドセブン」のロマンティシズム

「教えることと教えられること」(id:yagian:20111212:1323640363)という記事で、プロジェクト・マネージャーと組織のリーダーには大きな違いがあることを書いた。 プロジェクト・マネージャーは成果をあげることを最重要視する「成果指向型」で、メンバーを…

ワークパッケージ、ユーザーストーリー、チケットの粒度に関する天啓について

思いついたことを忘れないうちに備忘的に書いておこうと思う。 WBSを作るときに、どの粒度で作るべきか迷うことが多い。教科書的にな本を読んでも、ある程度の目安を示しているけれども、結局はプロジェクトの特性に依存する、ということになっている。し…

ラディカルな会議

「ラディカル(radical)」という言葉は、「過激」という意味に使われることが多いけれども、もともとの意味は「根源的」という意味だという。 「過激」を気取っている人には嫌悪感を感じるけれど、ものごとを「根源的」に考えるあまりに意図せず「過激」にな…

市場という海に浮かぶ企業という島と市場メカニズムを使ったプロジェクトマネジメントに関する試案

ロナルド・H・コース「企業・市場・法」という本を読んでいる。 内容もいいのだけれども、なんといってもコースという人の問題設定のセンスがすばらしい。市場メカニズムのなかで、なぜ、企業という組織体が存在するのか、という問題について考察している。 …

教えることと教えられること

最近、社内の勉強会でリーダーシップに関する報告を聞いた。 そのなかで、リーダーシップは「成果指向型」と「成長指向型」に大別できるという話があった。 「成果指向型」は最良の成果を求めるリーダーシップで、極論すれば人に対しては興味をもたないタイ…

手を抜いた!

言い訳はいくらでも並べられるけど、手を抜いたというのは事実だし、それはきちんと認識しないと。 昨日、新任のマネジャーに対する研修を半日受講した。そのなかの一つのクラスが私の部署の担当で、そこは自分が講師をすることになっていた。 要領がわから…

マネジャーの心得

これまで小規模なプロジェクトだったけれど、プロジェクトマネジャーはさんざんやってきたが、ラインのマネジャーになったのははじめてである。今、ちょうど3週間がたったところだけど、まだまだ新鮮な気分でエンジョイしている。 人間観察が好きで、人はど…

理想のコーチング

つれあいと一緒にゴルフスクールに通うようになって、一年半少々が経った。それなりに上達したように思う。もちろん、定期的に練習をするという習慣をつけることも重要だけれども、担当のコーチのコーチングの方法もいいと思う。前のエントリーで、仕事の上…

仕事と成長

最近、体調がいいこともあって、仕事は忙しいけれど、目先の仕事だけではなくて、もう少し本質的長期的なことも考えている。 仕事の目的は、固い言葉で言えば「顧客満足」、かんたんに言えば「誰かによろこんでもらえること」だと思っている。私の今の仕事は…

タコ社長とドラゴンとスーパー・クール・ビズ

裏の印刷工場の社長をやっているオヤジとしてはおもしろい人だけど、うっかり責任のある役職についてしまったばっかりに残念なことになってしまった人を「タコ社長」と呼んでいる。 今回、復興担当大臣を辞任した松本・ドラゴン・龍を見ていると、この人って…

プロジェクト・マネジメントのコツ

PMPの受験対策 今、PMPの取得に向けて受験勉強をしている。 PMPとは、Project Management Professionalの略称で、アメリカにあるPMI(Project Management Institute)という団体が認定するプロジェクト・マネジメントに関する資格である。PMIはPMBOK(Project M…

仕事をする上でのモットー

最近、ずいぶんうつ病から回復してきて、まともに仕事をすることができるようになってきた。そんなこともあり、仕事をする上で大切な事はなにか、考えることもある。 今、二つのことを、仕事をする上でのモットーにしている。 上司には厳しく、部下には優し…

純粋夢

最近、比較的大規模なプロジェクトに携わっている。 私が所属している親会社と同じぐらいの規模がある子会社の基幹システムを統合し、それにあわせて業務プロセスを共通化するというプロジェクトである。 それぞれの会社にプロジェクトチームを作り、作業を…

闇討ち

今週は体調がすぐれず、今日も休みたいぐらいの調子だったけれど、出席しなければならない打合せがあったので、なんとか出社した。 その打合せで、身内から全否定される発言があった。打合せの相手から切られるのは当然のことだから、多少ダメージがあっても…

疲れた

今日は、上司の目を盗みサボりながら仕事をしていたけれど、なぜかいつもの日より疲れてしまった。疲れていたから、サボったということもある。サボっていたから気疲れしたのかと思い、仕事をしたら、やっぱり疲れてしまった。今日は、仕事をしてもサボって…

引退

私の会社は、プロジェクトワークが中心となっている。 プロジェクトワークをしている部署を俗に「現場」と呼び、いわゆる間接部門を「コーポレイト」と呼んでいる。 うつ病になる前の私は現場にいて、プロジェクトリーダーの仕事をしていた。現在は、うつ病…

もう大丈夫です、ははは

今日、打ち合わせの終わりの雑談で、「お身体を壊されたと聞いたのですが、もう大丈夫ですか」と聞かれた。不意をつかれたので、なんと答えたらよいかわからずに、「ええ、まあ、もう大丈夫です、ははは」と、ごまかすように答えてしまった。 基本的には、う…

元気の素

今週はなかなか調子があがらないけれど、あがらないなりにやり過ごしている。 今日は、打合せでちょっとしたプレゼンをした。予想以上に反応があって、いろいろなコメントをもらえた。 人に認めてもらえるということが、いちばんの元気の素になる。すこし浮…

自然に身を任せる

今朝目が覚めたら、心の中は、起きたくない、会社に行きたくない、という気持ちでいっぱいだった。 以前であれば、なんとか気力を奮い立たせようとしていたと思う。 最近は、そのような気持ちも、自分のなかの自然な部分だとあきらめて、無理に気力を奮い立…

読書メモ:W・チャン・キム、レネ・モボルニュ「ブルー・オーシャン戦略」

題名だけを見て、際物のビジネス書かと思って敬遠していたのだが、フランス発のビジネス書というところに興味を惹かれ、また、「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」でも推薦していたので、読んでみることにして…

適切な仕事量

うつで休職する前は、仕事量がキャパシティをあふれていて、やるべき作業が納期に終わらず、こぼしまくっていた。 いまはリハビリ期間だということもあるけれど、暇をもてあましてしまうことがある程度の仕事量しかない。 自慢めいた話になってしまうけれど…

仕事を断る

うつ病の休職から復帰して、以前に比べてずいぶん余裕のある仕事をしている。 休職に入る前は、とにかく、ToDoに追いまくられていた。10年間ぐらいToDoがなくなった瞬間がなく、会社から家に帰ってもほんとうの意味で気分が休まることがなかった。その上、う…

最近

まだ残業はしていないけれど、仕事の密度はそれなりに濃いので、家に帰ると疲れてしまい、本を読んだり、ウェブログを書いたりする余裕がなかった。 だんだん仕事に身体が慣れてきたのか、今日は少し元気があるので、ウェブログを書こうと思う。

読書メモ:高間邦男「学習する組織」

ここのところ、経営学に関するさまざまなトピックを追いかけて本を読んでいるが、さまざまな角度から検討されているものだと感心する。たしかに、経営を成功させることは難易度が高く、しかも、それを望む人は多い問題である。多様なアプローチがあって当然…

実践とボトムアップを組み合わせていこう

ここのところエリヤフ・ゴールドラットが提唱しているTOC(Theory of Constraints)に関連した本、ゴールドラット「ザ・ゴール2」「クリティカル・チェーン」岸良裕司「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」「全体最適の問題解決入門」を続けて読ん…

異文化摩擦を乗り越えるには

今月ももう数日になってきたけれど、相変わらず仕事を半分、勉強を半分ぐらいで会社の時間を過ごしている。 前にも書いたけれど、10月以降は異動する予定である。今日の仕事は、今いる部署の来月以降の仕事にかかわる企画書の作成である。自分自身が携わら…

企業のなかの異文化摩擦

もうずいぶん昔の話になってしまったが、大学での専攻が文化人類学だったこともあり、いまだに文化や社会ということには興味がある。 三つ子の魂百までというべきか、若いころに受けた影響というのはバカにならない。若い人には、自分がうける教育については…

ゴルフと英語

ゴルフと英語は似ている。 昨日、会社の人たちと伊豆へゴルフに行った。 それほどゴルフ好きというわけではないので、普段はさっぱり練習などをしないし、自分から積極的にゴルフへ行くこともない。一応、ゴルフクラブのセットは持っているから、年に数回お…