地元

正統と味

今日はなかなか充実した休日を過ごすことができた。 昼過ぎにバスに乗って団子坂下まで行き、やなか珈琲店でミルクコーヒーとホット・サンドウィッチ食べた。その後、団子坂を登り、谷中を散策し、芸大を通りぬけ、東京国立博物館の王羲之展に行ってきた。そ…

Is there Tokyo's Woody Allen or Spike Lee?

メグ・ライアンが主演した数多くのロマンティック・コメディのなかの一本に「恋人たちの予感」という映画がある。メグ・ライアンのロマンティック・コメディだから、大傑作とかそれを見ると人生が変わるとかそんなおおげさな映画ではないけれど、気に入って…

志ん朝と談志、江戸っ子と東京人

稲本のウェブログ(id:yinamoto)に、志ん朝と談志について書かれたエントリーがいくつかある(id:yinamoto:20110513, id:yinamoto:20110502, id:yinamoto:20110211)。それを読んで思いついたことを書こうと思う。 はじめに書いておくけれど、私自身は稲本のよ…

東京の山の手の日常生活

今日は土曜日。 午前中、いつもの土曜日のようにつれあいと一緒にゴルフスクールに行った。地震以来はじめてコーチに会ったけれど、彼は無事だった。 家に帰ってから、二人で床暖房の上で猫のように昼寝をした。今週は一生懸命仕事をしたから、思ったより疲…

雑司が谷の秋の休日

午前中、雑司が谷体育館のプールまで歩いて行って、1,600mほどゆっくりとクロールで泳いだ。夏が終わり、この時期になるとプールもすいていて、自分のペースで泳ぐことができる。 鬼子母神から都電に乗って東池袋に行き、豊島区立中央図書館で予約しておいた…

東京の田舎者

樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」(新潮社)を読んだ。雑司が谷在住の私としては、この題名を見たら読まないわけにはいかない。 作者は雑司が谷出身というだけあって、雑司が谷の細かいネタがぎっしり詰まっていて土地勘のある私にとっては面白かった。雑司が谷に…

銀杏

池袋に行った帰りに、雑司が谷霊園を抜けて帰ってきた。 ちょうど、雑司が谷も紅葉が盛りだった。 東京の紅葉はなんといっても銀杏である。日に当たった葉が金色に輝いていた。

酉の市

今日は酉の市に行ってきた。 といっても、浅草ではなく、地元雑司が谷の大鳥神社の酉の市である。5軒ほど熊手の屋台がでていた。 今年は本厄で、もっぱら厄払いにつとめていた。つれあいが、来年は厄を避けるだけではなく、いい運を集めたいね、と言ったの…

もちもち感

やわらかさ、もちもち感を強調した食パンのテレビ・コマーシャルを見ることがある。しかし、私は、あまりやわらかい、もちもちとしたパンは好みではない。 厚切りの食パンをトーストをして、表面は焼けており、中身はふかふかというパンは、どうも好きになれ…

雨上がり

今日の天気予報は一日雨だったけれど、陽が射してきた。それを待ち構えてたように蝉が鳴き出した。

伊勢丹依存症

週末、夏物のパンツを買いに、副都心線に乗って伊勢丹に行ってきた。 これまで、洋服の買い物は、有楽町線に乗って、有楽町、銀座周辺の路面店か、インターネット通販で買うことが多かった。しかし、副都心線の開通で、新宿三丁目に出るのが便利になり、伊勢…

地下鉄開通

今日、地下鉄副都心線が開通した。さっそく、雑司が谷駅から新宿三丁目駅まで乗って、伊勢丹で買物をして帰ってきた。 雑司が谷駅の入口では、地元の商店街の人がハッピを着てお囃子をしていた。田舎くさい感じが雑司が谷らしくてよかった。地元としては、何…

満開

雑司が谷の桜。

開花宣言

今朝は、ジョギングの代わりに東池袋のスタバまでウォーキングをして、朝食を食べてきた。 昨日、東京の桜の開花宣言があったので、地元の桜を何本か見て歩いたけれど、日当りのいい桜はそろそろほころんでいた。 ウグイスが鳴き始めている。まだまだきれい…

ペースメーカー

マインドマップのおもしろさに興奮して、ここのところアクセルを踏み込み過ぎだったので、ややスピードを緩めようと思う。ウェブログも、しばらくは、軽い身辺雑記を書いて行こうと思う。 昨日は久しぶりに本格的な雨が降って、一日家に閉じ込められてしまっ…

桜と椿

つれあいが昨日まで仕事で忙しかったので、その気分転換も兼ねて、椿山荘まで散歩をして、ブランチを食べて帰ってきた。 筑波大学附属盲学校の校門の脇に早咲きの桜があり、メジロの群れがが花の蜜を吸っていた。写真のメジロは小さくてよく見えないかもしれ…

花粉症

昨日、近所のスーパーマーケットに行く途中、久しぶりに野良猫の「ぬし」に会った。 猫にも花粉症があるのだろうか、眼から涙が流れていて、何かを訴えるように鳴いていた。ぬしにあげようと思っていた固形のキャットフードを二粒あげると、噛みもせず飲み込…

テイクオフ

今朝は久しぶりに元気があってジョギングをすることができた。満開になった梅の木の下を選んで走っていると、花の香りが漂ってくる。甘かったり、酸っぱかったり、木ごとに香りが違っていることに気がついた。体調がいい方向に向かえばいいなと思う。 昨日の…

ヒキコモリ明け

ここのところ調子があまりよくなくて引きこもっていたが、久しぶりに外に出ようという気分になったので、図書館まで散歩をかねて行ってきた。久しぶりに本やCDをたくさん見たので、思わずたくさん借りてしまった。 論語を読む参考にしようと思い、津田左右吉…

日常生活

最近、腰が痛むことはない。しかし、このところの寒さで冷えてしまったためか、違和感を覚えたので、暖めることにした。 例によって都電に乗り、染井霊園の裏の温泉に行った。身体が暖まると、腰も軽くなった。 温泉の帰りには、地蔵通りのときわ食堂に寄り…

鼻冷え

今日は底冷えのする一日だった。 野良猫の「ぬし」は、顔を自分の身体にうずめるように丸まって昼寝をしていた。湿った鼻に冷たい風が当たると冷えるのだろう。 起こして鼻を冷やすのもかわいそうだから、声をかけずに通り過ぎた。

日常生活

毎年恒例の伯父の家への年賀の挨拶に今年は欠席してしまったが、父親が伯父のお持たせをことづかってきてくれた。伯父の家の地元にある「モンブラン」というケーキ屋のフルーツケーキで、昔ながらの味がなつかしく、とてもおいしい。毎年ひそかに楽しみにし…

ゆく年くる年

今年は辛かったこと、苦しかったことが多かった。 家族とゆっくり過ごす時間があったことが救いだった。 大晦日の今日は、雑司が谷の大鳥神社の大祓に行って、今年のよかったこと、わるかったこと、すべてを祓っていただいた。 今年は苦しかったけれど、来年…

郷里

路面電車の駅の脇に家が並んでいる 手入れされていない雑木に囲まれた平屋の家 蛍光色の新建材の二階建てアパート 灰色の瓦屋根のモルタル塗りの二階建ての家 空を横切る電線の向こうには箱のようなビルが二つ 誰も周りを気にかけない乱雑な景色 不調和のな…

大万両

散歩していたらたわわに実った巨大な万両を見つけた。

直方体

最近、散歩に出るときにポケットにデジタルカメラを入れるようにしている。写真が好きというほどのことはないのだけれども、写真を撮ろうと思っていると注意力が高まって普段は目に入らないような景色に気がつくようになる。お守り代わりにデジタルカメラを…

愛情

最近、野良猫と仲良くなった。 いつも雑司が谷霊園の生け垣で昼寝をしているので、「雑司が谷霊園の主」略して「ぬし」と呼んでいる。 ぬしの寝床がスーパーへの通り道だったので、行き帰りに声をかけていたら、だんだん自分のことを認識してくれるようにな…

二人の言葉に共通なもの

昨日のウェブログ(id:yagian:20070618:1182139306)の続き。 広津和郎は、「同時代の作家たち」(岩波文庫 ISBN:4003106946)のなかで、芥川龍之介との関係について次のように書いている。 ただそれほど平生は深いつきあいをしていないのに、何かの会合で会う事…

郷土文学

前にも書いた覚えがあるが−−(id:yinamoto:20070616参照)、私は東京出身であるけれど、郷土として認識する対象としては東京は広すぎて実感がない。日常的な行動圏は、東京という都市のごく一部に限られている。 私は、北区出身で、文京区の学校に長らく通学し…

焼け跡の桜

先月のはじめの頃、家でつれあいと夕食を食べている時、ヘリコプターの音がうるさいけれど、なにかあったのかな、という話をしていた。家の上空をヘリコプターが通り過ぎていくことはあるけれど、低空でホバリングすることはあまりない。夜のヘリコプターの…