雑感
最近、日本語のウェブログを書く意欲が低下している。今日も、英語版(http://goo.gl/wfQMO)の和訳の転載をする。日本語が固いのは翻訳(自分で書いたのを自分で翻訳しているのだけれども)ため。 また、「マーク・トウェインのハワイ通信」について書こうと…
前のエントリーでハワイ旅行について書いたけれど、旅行中に読んだ"Mark Twain's Letters from Hawaii"「マーク・トウェイン―ハワイ通信」という本の感想を英語版のウェブログ(http://goo.gl/E1Fg0)に書いた。その和訳を転載しようと思う。 前回のエントリー…
今年の夏休みはハワイのカウアイ島に行ってきた。 今回の旅行のメインテーマは、海外でゴルフをやってみようということだった。キャディバッグを持った旅行は初めてだったので、なるべく移動をしない滞在型にしようということで、ハワイのリゾートを選んだ。…
リチャード・ブローティガン「東京モンタナ特急」を読んだ。その事情は英語のウェブログ(http://goo.gl/elvwz)に書いたのはここでは省略する。 この本には相互に関連はない掌編が並んでいるのだが、いちばん気に入ったものを翻訳しようと思う(著作権は侵害…
TED(http://www.ted.com/)のPodcastを聴きながら通勤することがある。この前、TEDで"Michael Anti: Behind the Great Firewall of China"(http://goo.gl/hGGux)という中国におけるインターネットについてのスピーチを聞いた。 スピーカーのMichael Antiは、…
柔道を見るのは嫌いではないけれど、さすがにそればかりが放送されているテレビのオリンピック中継やスポーツニュースにはいささか食傷してきた。 NHKのウェブサイトでは、ネットで生中継している(http://www1.nhk.or.jp/olympic/live/)が、なかなか画期的な…
この前の日曜日、つれあいと琉球フェスティバルに行き、ライブで登川誠仁を見て心から感動した。 英語の方のウェブログ("Everyday Life in Uptown Tokyo" (http://goo.gl/EuVns))に、その感想を書いたので("Tradition and Progress: Contemporary Okinawan F…
普段、テレビドラマはほとんど見ないのだが、NHK-BSで再放送していた"Sherlock Series 1"(http://www.bbc.co.uk/programmes/b018ttws)を見だしたら、おもしろくて途中でやめられなくなった。 "Sherlock"は、シャーロック・ホームズの設定を現代に移したオリ…
ジョディ・フォスター監督、メル・ギブソン主演の映画「それでも、愛してる」を見てきた。 ネタバレを気にしながらあらすじを要約するのもめんどうなので、トレイラーを引用する。 メル・ギブソンがうつになった中年男を演じている。主人公はビーバーのぬい…
以前、「アナキストの悲劇」(id:yagian:20120520:1337500825)というエントリーを書いた。 そこでは、大杉栄に代表されるアナキストの思想には共感するけれども、組織的・統制的・抑圧的なコミュニスト・ボルシェビキには敗れるように運命づけられている。そ…
英語の方のウェブログ("Everyday Life in Uptown Tokyo" (http://goo.gl/EuVns))に、割りと気に入ったエントリー("Cultural Adaptive Radiation" (http://goo.gl/l2dqc))が書けたので、和訳を転載しようと思う。自分で自分の英語を翻訳しても、翻訳臭がする…
私は四階建ての小さなマンションに住んでいるので、輪番制になっている理事会の役員が三年に一回ぐらい回ってくる。前々回は理事長、前回は副理事長、今回は監事をやっている。 このまえ、理事会が開かれた。役員の中に地元の区役所に勤めている人がいて、補…
「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」を久しぶりに読み返してみた。 ほとんど内容を忘れていたが、思ったより読みやすい本だった。よみやすい分、逆に言えば、ケーススタディは浅く、分析も図式的という印象も受けた。しかし、この本で指摘されている日本軍…
さすがに最近はあまりそのようなことは言われなくなったけれど、かつては「日本人は勤勉だ」というステレオタイプが根強かった。 実際に、高度成長期からバブル期までは就業者の労働時間は他の先進国に比較して長かった。ヨーロッパへの海外出張を計画すると…
四人囃子のベーシストで音楽プロデューサーである佐久間正英が書いたウェブログが反響を呼んでいるようである。「音楽家が音楽を諦める時」 http://masahidesakuma.net/2012/06/post-5.html 「昨夜の投稿の追加文」 http://masahidesakuma.net/2012/06/post-…
今日の夕食の時、白ワインを飲みながらテレビをザッピングしていた。あいかわらず日本のテレビはおもしろい番組がなくて、KBS-WorldでMusic Bankを見ていた。 あらかじめ断っておくけれど、私はK-Popやその他の韓国の音楽界のことはよく知らないので、これか…
先週が体調の底だったようで、今週は徐々に上昇してきた。ようやく目先の仕事を片付けることができて、ToDoがとんでもないことになっていた。加速装置のスイッチをいれないと仕事が終わりそうにもないのだが、しかし、こいつを使うとまた倒れるかもしれない…
このブログの目的のひとつは、うつ病の病状の推移を記録することである。しばらくあまり大きな変化がなかったのであまり書くことがなかったけれど、ここ2か月変化があったので記録しておこうと思う。 ここ1年はおおむね好調で、慎重に時間をかけながら抗鬱…
前回のエントリー(「鏡としてのオウム真理教」(id:yagian:20120527:1338081114))で宗教について書いた。 しかし、私自身は明確な信仰、信心は持っていないので、正直に言えば宗教の信者の心理についてはよくわからない。生まれ育った家族やコミュニティの…
昨日、NHKスペシャル「オウム真理教」(http://goo.gl/p6qGX)の前半を見た。オウム真理教は、けっして特殊な存在ではなく、国家や宗教のグロテクスな縮図であり、彼らのことを考えることが国家や宗教を考えることに繋がると思う。 カルトが日本社会を破壊し自…
しばらく前、「民主制、官僚制、市場機構」(id:yagian:20120515:1337054347)というエントリーを書いた。 なんども繰り返して書いているけれど、3.11以来、原子力発電システムのような巨大システムをどのようにコントロールすべきか、また、民主的な国民国家…
現在、すべての原子力発電所の稼働が停止している。関西電力圏内を中心に夏季のピーク時期には電力不足が懸念されているが、現時点では停電が起きている訳ではない。 世界的に見れば、電力需要の増加に発電施設の増設が追いつかなかったり、送発電施設の更新…
なんとなく音楽を聴く気分になれず、iPhoneの豊平文庫(http://goo.gl/OWSv)というアプリで青空文庫に収録されている大杉栄の評論、随筆を読んでいた。 少々本題から外れるけれど、豊平文庫はなかなかすぐれものである。iPhoneを買う前、青空文庫はもっぱらウ…
昨日のエントリー(id:yagian:20120515:1337054347)で、民主的な国民国家における民主制、官僚制、市場機構の関係について考えてみた。 以前から「マニフェスト」には大いに疑問を感じていたのだが、三つの構成要素の役割分担を考えることで、「マニフェスト…
福島第一原子力発電所の事故以来、原子力発電のような危険性もはらんだ巨大システムを制御しうる制度はありうるのだろうか、という疑問を持ち、民主制を中心として国家制度に関係する古典的な書籍を読んできた。 今回は、マックス・ウェーバー「権力と支配」…
昨日、NHKを見ていたら、こんなニュースが放送されていた(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120511/k10015061661000.html)。 内容をかいつまんで説明すると、東日本大震災の被災者がアパートなどを借りて入居した場合、申請すれば「みなし仮設住宅」として…
消費者庁が、「ガチャコンプ」に対して禁止要請を出し、これに対してソーシャルゲーム大手企業が「ガチャコンプ」を自粛することになった。 結局、「ガチャコンプ」はいつでもどこでもできるパチスロのようなものだから、なんらかの形で規制が入るのが当然だ…
大飯原子力発電所の再稼働問題についての報道などを見ていると、極論、暴論が多すぎてうんざりする。もう少し常識的にふつうに考えられる人はいないのか、と思ったりする。 まず、エネルギー問題、原子力発電問題については、コストやリスクを伴わない夢のよ…
前回の日記(id:yagian:20120506:1336255010)ではFacebookの宗教欄に書いたけれど、今回は政治的な主義の項目(http://www.facebook.com/yagian/info)をきっかけに書いてみたい。 このウェブログにもしばしば書いているけれど、私の政治的な信条はハイエクに近…
Facebookの自己紹介欄に「宗教」という項目がある(http://www.facebook.com/yagian/info)。別に書かなくてもいいのだけれども、あえて書いた方がおもしろいように思うので、自分の宗教ってなんだろうかとあえて考えてみた。普通の日本人として、私はいわゆる…