2004-01-01から1年間の記事一覧

チームプレイ

MLB

昨日は、朝5時に起きて、ヤンキース対ツインズのディビジョンシリーズ第4戦を見た。早起きする甲斐のある試合だった。 5回まではサンタナとヴァスケスの投げ合いで、それぞれ内容は違うけれども緊張感がある展開だった。 サンタナは中三日の登板だが、チ…

金木犀の墓

昨日、今日と、つれあいと買い物をかねて池袋まで散歩に行った。 おとといまでの台風で吹き飛ばされたのか、道の脇のところどころに、金木犀のオレンジ色の花が吹き溜まっているところがある。春には、桜の花を目印にして、こんなところにも桜の木があったの…

ゲーム感覚

ヤンキース対ツインズ戦のあと、大統領選挙のテレビ討論の中継があった。 発言時間などに細かいルールを設けて、なるべく平等の条件になるようにしたうえで、ディベートをし、そのあとすぐに、どちらが勝ったかを判定するための視聴者の調査をする。どちらが…

今年も

MLB

ダイエー対西武のプレーオフを見ながら夕食を食べていたのだけれども、何となく気乗りがせずにチャンネルを変えてしまった。 午前中、ヤンキース対ツインズのディビジョンシリーズ第三戦をNHK−BSで見た。今年のポストシーズンのゲームをはじめてテレビ…

葛藤とストーリー

昨日は、仕事で高崎線に乗って篭原駅まで行った。片道1時間30分ぐらいかかるから、往復で3時間電車に乗っていたことになる。台風が接近している影響で、雨が降り薄暗い日だった。電車のなかも寒かった。 電車に乗る前に本屋に寄って、保坂和志「もうひと…

イチローはいらない

MLB

ヤンキース対ツインズのプレーオフ第一戦は、サンタナに完封され、2対0で負けた。 中継を見ていないから、状況はよくわからないけれど、いいピッチャーがでてくれば、ヤンキースでも打てないときもある。それより、ムッシーナがそれなりに投げたということ…

陛下

しばらく雨がつづいていたけれど、今日は、久しぶりにきれいに晴れた。 駅から家まで歩いている途中、オレンジ色の金木犀の花が咲いているのを見つけた。 金木犀の香りをかぐと、久世光彦「陛下」(新潮文庫)(ISBN:4101456240)を思い出す。金木犀の香りにつつ…

本を薦める

旅行のお供の本として、保坂和志「季節の記憶」(中公文庫)(ISBN:4122034973)を持ってきた。今日はひとりだから、活字中毒者としては手元に本がないと禁断症状が不安になる。ひとりで歩き回るときは、誰かにあわせる必要がないから、自分の行きたいところを…

初秋

最近、どうも体調がよくない。朝起きると身体全体がだるいし、肩や背中も恒常的にこっている。どちらが原因で、結果なのかはよくわからないけれど、体調がよくないと気分も落ち込み気味になり、引きこもって本でも読んでいたい気分になる。それも新しい本で…

保坂和志的恋愛

保坂和志「プレーンソング」(中公文庫)(ISBN:4122036445)の続編、「草の上の朝食」(中公文庫)(ISBN:4122037425)を読んだ。保坂和志の小説は、その世界に慣れると心地よくなってきて癖になる。 「草の上の朝食」では、主人公が工藤さんという人と恋愛をす…

安堵感

MLB

今朝、NHK−BSでヤンキース対ブルージェイズ戦を見た。昨日地区優勝を決め、レギュラーはお休みで、あっさりとした完封負けだった。先月のはじめ頃(id:yagian:20040904#p4)は、ヤンキース全体の調子が最低でどうなることかと思ったけれども、レッドソッ…

喉が嗄れる

おととい、北海道に赴任している高校時代の友人が出張で東京にでてきたというので、もうひとりの友人をさそって三人で飲みに行った。髪の毛がうすくなって坊主にしていたり、金色のロレックスの時計をはめていたりと外見は高校時代と変わっているけれど、話…

猫を猫として

保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」(草思社)(ISBN:4794212542)を読んだ。題名が「小説入門」となっているけれど、内容は保坂和志が考える小説作法である。この本からは、彼の小説への志の高さが感じられて気持ちがよかった。 冒頭に小説の定…

予想外

村上春樹もふくめ現代の日本の小説を読もうと思い、すこしずつ読んでいる。なかなかおもしろい小説が多いと思う。 最近では、村上春樹「アフターダーク」(講談社)(ISBN:4062125366)、保坂和志「プレーンソング」(中公文庫)(ISBN:4122036445)、車谷長吉「…

それで少しでもやさしうすると、女はついて来る気になるんじゃろう。

佐野真一「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」(文藝春秋)(ISBN:4163523103)を読んだ。 佐野真一は、かつて宮本常一がフィールドワークをした土地を訪ね、また、宮本常一のアサ子未亡人から未公開の書簡を借り、いくつかの新しい事実を掘り出している。そのな…

彼岸

今日は曇りということもあり涼しくなった。 まだ、ゴルフ熱(id:yagian:20040919)はさめておらず、実家の父親を誘って王子にあるゴルフ練習場に行ってきた。 ゴルフクラブを担いで雑司が谷霊園前から王子駅前まで都電に乗った。休日のためか、かなり混んでい…

プロレスの経験とプロ野球の今後

ここ15年ぐらいのプロレス衰退の経緯を見てきた目で見ると、いまのプロ野球は、10チームに削減して1リーグ制にしても、将来は暗いと思う。 結局のところ、巨人以外の球団は、巨人戦の放送権料をあてにしており、その分配の方法をめぐって綱引きをしてい…

もうすぐお彼岸

粘っこい汗が乾燥してくれず、しかし、冷房のスイッチを入れるほどでもない、はっきりしない蒸し暑い一日だった。汗が乾かず、気持ちが悪い。蒸し暑さに負けて、一日、だらだらと過ごしてしまった。

ゴルフと英語

ゴルフと英語は似ている。 昨日、会社の人たちと伊豆へゴルフに行った。 それほどゴルフ好きというわけではないので、普段はさっぱり練習などをしないし、自分から積極的にゴルフへ行くこともない。一応、ゴルフクラブのセットは持っているから、年に数回お…

イブラヒム・フェレール

久しぶりにMP3プレーヤーを引っ張り出してきて、会社への行き帰りの電車の中で音楽を聴いた。 コンピューターからファイルをコピーするのも面倒なので、そのときプレーヤーに入っている曲をそのまま聴いていた。 入っていたのは、奥田民生にMR. Children、そ…

打合せ

関わっている仕事の本数が増えたせいで、社内、社外の打合せの予定で、あっという間にカレンダーが埋まってしまう。 きちんと打合せをして、アイデアを出し合い、意識をすりあわせることはもちろん大切だ。 メールで打合せを省略することもある。しかし、た…

秋空、稲穂、蕎麦、藤沢周平

山形からの帰りの新幹線の中でこの日記を書いている。めずらしくビールは飲んでいない。 昨日は、最終の新幹線で山形へ行き、駅に直結したホテル・メトロポリタン山形に泊まった。今朝は、山形駅から9時過ぎの列車に乗り、寒河江という町で仕事をした。帰り…

そうしないわけにはいかなかったのだ

今、山形行きの新幹線の車中にいる。 村上春樹「アフターダーク」(講談社文庫)(ISBN4062125366)を読み終わり、モバイルパソコンの蓋を開けて、感想を書こうと考えているところだ。 福島駅で列車が切り離され、山に向かって坂道を上っている。まわりは真っ…

はてなのテーマ

稲本(id:yinamoto)がはてなに引っ越したのに刺激され、ウェブログ*1のデザインをいじってみた。自分でhtmlを打っていたころとちがって、簡単にデザインが変えられるのがウェブログのよいところである。 このウェブログの場合、文章が長いときがあるので、と…

解放感

ここしばらく気にかかっていた大きな会議が終わった。 十分満足できる出来ではなかったけれど、なんとか乗り切ることができて、とりあえずほっとしている。 最近、ずっと気分が重かったのは、この会議が気にかかっていたかららしい。あんがい単純な理由であ…

渋沢敬三

昨日、休日出勤のついでに、区立図書館によって「渋沢敬三著作集 第3巻」(平凡社)(ISBN:4582429432)を借り、「犬歩当棒録」を読み返している。 渋沢敬三のような人を見ていると、社会には一定割合、貴族とか生まれながらの金持ちという人たちが存在した方が…

愚痴になってしまうけれど

この前後の日記を読み返してみると、今の自分の日記に比べると緊張度が高く密度の濃い文章を書いていたし、文体の実験もあれこれやっていた。日記を書くことに、それなりに時間をかけていたし、集中力や意欲も高かった。 最近、日記に限らず、いろいろなこと…

911

911の時の日記を読み返してみた。 http://www.lares.dti.ne.jp/~ttakagi/diary/diary/0109.htm#20010912 今もこれに付け加える感想は特にない。

付記

小説を読むと、映画版「存在の耐えられない軽さ」もよくできていることがわかる。ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ、レナ・オリンは、それぞれのキャラクターを深く理解して演じているように見える。 「存在の耐えられない軽さ」の感想として…

使命

ミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」(集英社文庫)(ISBN:4087603512)を読み終えた。 知的で密度の高い小説だから、じつにさまざまなことを考えさせられる。感想を書き出したら切りなく書けそうに思うが、今日は一つだけに絞って書こうと思う。 トマ…