2004-01-01から1年間の記事一覧
最近、やらなければならない仕事は山積しているが、というより、山積しているほど、出社拒否症気味になる。ぐずぐずしている場合ではないほど、ぐずぐずしていたくなる、というのは、いったいどうしたことなのか、素朴に疑問に思う。 夜、布団に入ったとき、…
映画は見たことがあったが、小説は3年ぐらい積ん読にしていたミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」(集英社文庫)(ISBN:4087603512)を読み始めた。 映画では登場人物の行動だけが提示される(だったと思う)が、小説では語り手がたびたび登場して、…
先週の土曜日、イチローが5打数5安打をした試合を見た。 トップスピンをかけて高く弾むゴロを打ち、ヒットを量産していた。しかし、そのようなことより印象的だったことは、マリナーズのなかでは、まるで、イチローが一人で野球をしているように見えるとい…
家に帰ってテレビを見ると、サッカーワールドカップ予選、日本対インド戦の中継をしていたが、なんと、試合が停電で中断しているという。 たしかに、スタジアムは薄暗い。インドの観客たちは慣れているのか、達観したように、騒ぎもせずにおとなしく待ってい…
はてなダイアリーには、いろいろな人が紹介しあって持ち回りで書く同人誌というか、サークルというか、そんな「はてなダイアリークラブ」という企画があるようだ。 今回、そのなかのはてなダイアリーの一冊百選という企画に声がかかり、宮本常一「忘れられた…
どうにも倦怠感が抜けず、身体がずっしりと重い。こんな時に会社に行くのは辛い。 朝、寝床で宮本常一の「民俗学の旅」(講談社学術文庫)(ISBN:4061591045)を読み、元気をかき立てることにした。宮本常一も偉いし、渋沢敬三も偉い。偉い人は、ただでさえ偉…
日記を書いていると、最後に、なにかまとまりが悪い感じがして、あれこれ考えた結果、むりやりオチつけてしまうことが多い。 例えば、昨日の日記(id:yagian:20040904#p4)の最後の一文、 「ヤンキースを見ているこちらも、だんだん辛くなってきた。」 その前…
昨日は一日中だるく、本を読みながら家でぐずぐずしていた。 窓を少し開け、ソファに寝ころんでいると、いろいろな音が聞こえてくる。 3階のわが家の窓からは、電線が目の前に見える。子どもらしい小柄なすずめが何羽か留まっていて、高い声でさえずってい…
今朝、ヤンキース対オリオールズ戦をじっくりと見た。ヤンキースの選手たちは、元気がなく、沈鬱な、救いのない試合だった。 今日の先発のケビン・ブラウンは、あいかわらず右肘がまっすぐ伸ばせない。そして、一塁のベースカバーに入るときに、つまづいただ…
球団数を2つ減らして1リーグに統合するという提案は、経営に行き詰まった銀行の救済合併のようなもので、見る側の都合は考えられていない。 しかし、2リーグ制を維持しようという選手会の主張も、雇用を確保したいという労働組合らしい主張であって、これ…
ペットが飼い主になつくのは、一種のストックホルム症候群なのではないか。
一昨晩、半徹夜をしたところ、昨日の夜にはすっかりぐずぐずになった。 今年の夏、家族で食事をしたとき、兄が「ジャーナリストはアスリートだ」と言っていた。偉そうな言いぐさだなと思ったけれど、言っていることは正しい。 かつて将棋界には破滅型の勝負…
昨日([id:yagian:20040901])に引き続き、村上春樹「アフターダーク」(講談社)(ISBN:4062125366)のための準備体操を継続中。村上春樹、柴田元幸「翻訳夜話2サリンジャー戦記」(文春新書)(ISBN:4166603302)を読んでいる。 サリンジャー「キャッチャー・イン…
おとといの日記([id:yagian:20040830])で書いたように、村上春樹「アフターダーク」(講談社)(ISBN:4062125366)を予約した。そのための心の準備体操のために、柴田元幸「ナイン・インタビューズ柴田元幸と9人の作家たち」(アルク)(ISBN:4757407815)のなか…
昨日の日記([id:yagian:20040831#p2])で、ヤンキースが苦しい状況にあると書いた矢先に、さっそく、末期症状ともいうべき状態になっている。 今日は会社の創立記念日で休日なのだが、仕事がたまっているので出社した。朝、8時からヤンキース対インディアン…
オリンピックで、大本命といわれた選手が負けることがある。 2000年のワールドシリーズ、ヤンキースは、メッツ相手に4勝1敗で勝った。1998年はパドレス、1999年はブレーブスを相手に、4連勝でワールドシリーズを買っている。傍から見れば、楽…
台風が雲を吹き払い、夏の陽気が戻ってきた。 先週から2週間、インターンの学生を受け入れている。今日は、彼女を交えて飲み会を開いた。お店は、神田のイタリア料理屋だった。白、赤ワインと、最後にグラッパを飲んだ。 帰り道、大塚から都電に乗って帰ろ…
台風が近づき、強い風が吹いている。 夜、駅から家まで、鈴虫の声を聴きながら歩いて帰ってきた。夕食は、秋刀魚だった。 つれあいと、紅葉の頃になったら日光の金谷ホテルに行こうと相談をした。 Amazonで、村上春樹「アフターダーク」(講談社)(amazon:4062…
A Moveable Feastのふじたさん(id:foujita:20040906)からのご紹介で、]はてなダイアリーの一冊百選を書きました。 ふじたさんからメールをいただいたとき、どの本を取りあげるべきか、あれこれ迷いました。 これ「一冊」というからには、古びることない古典…
宮本常一「忘れられた日本人」(岩波文庫)(ISBN:400331641X) 寒くて過酷な土地で生活をしている東北の人は、寡黙で陰気だという固定概念がある。自分も、ばくぜんとそんなイメージを持っていた。 以前、仕事で下北半島の突端にある漁師町に通ったことがある…
昨日の土曜日は、ジムの開店と同時に飛び込んで水泳をし、会社に行って雑務を片付け、帰りには銀座でつれあいと待ち合わせて、蕎麦屋でお酒をいただき、バーで一杯ひっかけてから帰った。夜中、オリンピックの陸上競技を見ようかと思っていたけれど、酔いの…
今、髪を切ってもらっている店は、会社の近くにある。休日に、電車に乗って髪を切りに行くこともあるけれど、会社帰りに寄る方が多い。昨日も、会社帰りに髪を切ってもらった。 この店に通う前までは、家に近い店に行っていた。休日、すっかりリラックスした…
今朝は、空には厚い雲がかかり、うすら寒い風が吹いている。 布団の上で、目が覚めた瞬間、土曜日だと気がつく。今日は会社に行かなくてもよいことがわかり、安心して、うれしい気持ちが湧いてくる。あえて意識しないようにしているけれど、普段けっこう無理…
ここまでのオリンピックで、いちばん感動したのは、エルゲルージが優勝した陸上の男子1500mである。 純粋に競技の内容だけに限っていえば、オリンピックの競技のなかで、見ていていちばんおもしろいと思うのは、陸上トラックの中距離である。 水泳も、…
野口みずきが帰国後の記者会見で、高橋尚子と走りたいと言ったという。 オリンピックの女子マラソンのレースは、ここに高橋尚子が出ていたらどのように走ったのだろうかと思いながら見ていた。野口みずきが優勝した後は、こうなったら、高橋尚子と直接対決を…
夜、窓を開けていると、ひんやりとした風が吹いてくる。秋の虫の声も聞こえる。 なんと、久しぶりに二日続けてこの日記を書いている。しかも平日に。 ここしばらく欲望に負けて暴飲暴食していたが、すこし我慢できるようになってきた。朝には、豆乳とトマト…
ここ7年ぐらい、ニューヨーク・ヤンキースの試合を見続けている。自分でいうのもなんだけれど、選手を見る目が肥えてきたように思う。少なくとも、MLBで通用しそうか、しなさそうかは、だいたい見当がつくようになってきた。 オリンピックの日本チームの…
MLBの通販のサイトからベースボールキャップを買った。 FEDEXで1週間ぐらいで送られてくる。送料を考えると、高い買い物になってしまったけれど、品揃えが充実していて、他では買えないマニアックなキャップがある。目移りして困る。昔のキャップを復刻した…
オリンピックの日本対台湾戦を見た。 野球は、オリンピックのような短期トーナメントに向かない競技だと思っていたから、あまり期待していなかったのだけれども、この日本対台湾戦は思わず感動してしまった。決勝トーナメントの試合は、見逃せない。 野球の…
先々週の夏休みを利用して、2泊3日で京都に行ってきた。 京都は、少々お金を持っていった方が断然楽しい。大人、それも、旦那衆がいちばん楽しめる町だと思う。私自身、学生よりはお金を使って楽しく遊べるけれど、とても旦那衆にはなれない。普段は、地味…