時候

爆発的実験

雑司が谷墓地の梅はきれいに咲いているけれど、気温は一進一退、なかなか暖かくならない。今日の昼下がり、ちらちらと雪が舞った。 夏目漱石「二百十日・野分」(新潮文庫)(ISBN:4101010161)を読んだ。漱石が朝日新聞に入社する前に書かれた初期の中編であ…

逃避的読書と顎十郎捕物帳

年度末で、やることがたまればたまるほど、ついつい逃避的読書をしてしまう。気がたかぶり、追いつめられた気分になるから、夜もなかなか寝付けない。そうすると、睡眠薬代わりの本が必要になる。目が覚めると、読みかけのページを手で開いたまま寝ていたこ…

風邪と読書

金曜日の夜、風邪をひいたらしくゾクゾクしてきたので、何冊かの本を抱えて寝床に潜り込んだ。 土曜日になるとぐっと熱が上がってきた。解熱剤が効いてくると熱が下がって本を読む。解熱剤が切れると熱が上がって本が読めなくなるのを繰り返していた。 そん…

一方通行

昨日の夜、久しぶりにつれあいと神楽坂にくりだした。 すしをつまみながらビールを飲み、バーでスコッチをひっかけ、あんみつをおみやげに買って帰った。 神楽坂の通りは、午前と午後で一方通行の方向が変わる。夕方、タクシーで雑司が谷から神楽坂に行こう…

地元

朝、7時前に目が覚めるとうっすらと明るくなっていた。日が長くなってきた。 午前中、つれあいといっしょに買い物にでかけた。以前は、週末に池袋まで出かけて、デパ地下で食料品を買ってくることが多かったが、つれあいによると鬼子母神の脇にある食品スー…

台風一過

昨日の夜から今朝にかけて嵐がやってきた。嵐が過ぎた後は、きれいに晴れ上がり、日差しがやけにまぶしかった。12月だというのに、なま暖かく、まるで台風一過のような天気だった。とても小春日和という言葉に収まるような暖かさではなかった。

木枯らし

この週末は快晴だったけれども、風が強かった。私の部屋から見える大銀杏は、この風に葉をすっかり吹き飛ばされてしまい、まるはだかになっている。つれあいは、この風には冬の香りがすると言っていた。 マンションの三階にある私の家から、路地をはさんだ向…

黄葉

このパソコンがおいてある机が面している窓から、大銀杏の木が見える。今年は、銀杏の黄葉が不作らしく、きれいに黄色くなる前に葉が散ってしまっている。散らずに残った葉も、端の方から枯れたように茶色くなっており、つやのある黄葉ではない。うちのベラ…

健康診断

今朝は会社で健康診断があったので、朝食を抜いて家を出た。 最近は、ストレスで食べ過ぎているから太っている。自分のカルテをのぞいてみたら、去年と今年の体重が並べて書いてあった。去年の今頃はずいぶん絞れていたことに自分のことながら感心する。 ク…

冬支度

この週末は冷たい雨が降り、すっかり冷え込んだ。 ジムへ水泳に行ってきた。冬用の分厚いジャケットを着て家を出ると、吐いた息が白かった。ふつうの人が水泳気分になる気候ではない。オリンピックの記憶も薄れてきているのだろう。夏場に比べるとプールはず…

衣替え

朝晩冷えるようになってきた。 社会人になってからもう十数年経つというのに、衣替えのタイミングでいつも迷う。今年は、昨日から秋冬もののスーツに替えた。今週末は、大荷物を持ってクリーニング屋に行くことになる。 自分のPCを置いてある部屋は、北向…

新潟県中越地震

昨日の夕方、家のパソコンに向かっていると、カタカタカタという初期微動を感じた。その数秒後に、大きな揺れがやってきた。部屋には、コクヨ製のスチールの本棚が置いてあるが、本が飛び出すことはなかったけれども、本棚は全体はゆさゆさと揺れ、ゆがんで…

台風を避けて

今日、福岡に出張をする予定だったが、台風がやってくるのを避けるため、急遽、昨日の夜の最終便に乗って前泊をすることにした。 台風は、日本列島の南側を進んでいて、直撃することはないようだけれども、確かに、福岡に移動してくるのは難しかっただろう。…

金木犀の墓

昨日、今日と、つれあいと買い物をかねて池袋まで散歩に行った。 おとといまでの台風で吹き飛ばされたのか、道の脇のところどころに、金木犀のオレンジ色の花が吹き溜まっているところがある。春には、桜の花を目印にして、こんなところにも桜の木があったの…

陛下

しばらく雨がつづいていたけれど、今日は、久しぶりにきれいに晴れた。 駅から家まで歩いている途中、オレンジ色の金木犀の花が咲いているのを見つけた。 金木犀の香りをかぐと、久世光彦「陛下」(新潮文庫)(ISBN:4101456240)を思い出す。金木犀の香りにつつ…

初秋

最近、どうも体調がよくない。朝起きると身体全体がだるいし、肩や背中も恒常的にこっている。どちらが原因で、結果なのかはよくわからないけれど、体調がよくないと気分も落ち込み気味になり、引きこもって本でも読んでいたい気分になる。それも新しい本で…

喉が嗄れる

おととい、北海道に赴任している高校時代の友人が出張で東京にでてきたというので、もうひとりの友人をさそって三人で飲みに行った。髪の毛がうすくなって坊主にしていたり、金色のロレックスの時計をはめていたりと外見は高校時代と変わっているけれど、話…

彼岸

今日は曇りということもあり涼しくなった。 まだ、ゴルフ熱(id:yagian:20040919)はさめておらず、実家の父親を誘って王子にあるゴルフ練習場に行ってきた。 ゴルフクラブを担いで雑司が谷霊園前から王子駅前まで都電に乗った。休日のためか、かなり混んでい…

もうすぐお彼岸

粘っこい汗が乾燥してくれず、しかし、冷房のスイッチを入れるほどでもない、はっきりしない蒸し暑い一日だった。汗が乾かず、気持ちが悪い。蒸し暑さに負けて、一日、だらだらと過ごしてしまった。

秋空、稲穂、蕎麦、藤沢周平

山形からの帰りの新幹線の中でこの日記を書いている。めずらしくビールは飲んでいない。 昨日は、最終の新幹線で山形へ行き、駅に直結したホテル・メトロポリタン山形に泊まった。今朝は、山形駅から9時過ぎの列車に乗り、寒河江という町で仕事をした。帰り…

出社拒否症

最近、やらなければならない仕事は山積しているが、というより、山積しているほど、出社拒否症気味になる。ぐずぐずしている場合ではないほど、ぐずぐずしていたくなる、というのは、いったいどうしたことなのか、素朴に疑問に思う。 夜、布団に入ったとき、…

偉い人は偉い

どうにも倦怠感が抜けず、身体がずっしりと重い。こんな時に会社に行くのは辛い。 朝、寝床で宮本常一の「民俗学の旅」(講談社学術文庫)(ISBN:4061591045)を読み、元気をかき立てることにした。宮本常一も偉いし、渋沢敬三も偉い。偉い人は、ただでさえ偉…

昨日は一日中だるく、本を読みながら家でぐずぐずしていた。 窓を少し開け、ソファに寝ころんでいると、いろいろな音が聞こえてくる。 3階のわが家の窓からは、電線が目の前に見える。子どもらしい小柄なすずめが何羽か留まっていて、高い声でさえずってい…

基礎トレーニング

一昨晩、半徹夜をしたところ、昨日の夜にはすっかりぐずぐずになった。 今年の夏、家族で食事をしたとき、兄が「ジャーナリストはアスリートだ」と言っていた。偉そうな言いぐさだなと思ったけれど、言っていることは正しい。 かつて将棋界には破滅型の勝負…

飲み会の帰り道

台風が雲を吹き払い、夏の陽気が戻ってきた。 先週から2週間、インターンの学生を受け入れている。今日は、彼女を交えて飲み会を開いた。お店は、神田のイタリア料理屋だった。白、赤ワインと、最後にグラッパを飲んだ。 帰り道、大塚から都電に乗って帰ろ…

台風が近づき、強い風が吹いている。 夜、駅から家まで、鈴虫の声を聴きながら歩いて帰ってきた。夕食は、秋刀魚だった。 つれあいと、紅葉の頃になったら日光の金谷ホテルに行こうと相談をした。 Amazonで、村上春樹「アフターダーク」(講談社)(amazon:4062…

北島キック

昨日の土曜日は、ジムの開店と同時に飛び込んで水泳をし、会社に行って雑務を片付け、帰りには銀座でつれあいと待ち合わせて、蕎麦屋でお酒をいただき、バーで一杯ひっかけてから帰った。夜中、オリンピックの陸上競技を見ようかと思っていたけれど、酔いの…

初心

今朝は、空には厚い雲がかかり、うすら寒い風が吹いている。 布団の上で、目が覚めた瞬間、土曜日だと気がつく。今日は会社に行かなくてもよいことがわかり、安心して、うれしい気持ちが湧いてくる。あえて意識しないようにしているけれど、普段けっこう無理…

涼しくなってきて、やる気が出てきたのか

夜、窓を開けていると、ひんやりとした風が吹いてくる。秋の虫の声も聞こえる。 なんと、久しぶりに二日続けてこの日記を書いている。しかも平日に。 ここしばらく欲望に負けて暴飲暴食していたが、すこし我慢できるようになってきた。朝には、豆乳とトマト…

フィットネス

毎年、夏に向けてシェイプアップをしようと思うのだけれども、夏になると暑さに負けて運動や食事制限をする気が萎えてしまう。ようやく暑さも盛りを超え、蝉の鳴き声も力がなくなり、遅ればせながらシェイプアップをする気力が湧いてきた。 オリンピックの水…