語学

英語を習得するということ:川崎宗則の事例

川崎宗則がMLBに挑戦すると聞いた時、正直難しいと思った。 日本人内野手はMLBでは通用しないことが多い。power不足のため、battingではひっぱって強い打球を打つことができない、shortstopの場合は苦しい姿勢から強い送球ができないことが致命的になること…

TOEICで915点をとる方法

久しぶりにTOEICを受けてみたのだが、最近、英語でウェブログを書いたり、なるべく英語の本を読んだりしていることもあって、915点をとることができた。TOEICの受験対策について書いたウェブサイトはたくさんあるけれど、考えてみれば、日本語でTOEICの受験…

満鉄の料金表が語る歴史

私の英語版のウェブログ(http://yagian.blogspot.jp/)の固定的な読者の一部は日本に興味がある外国の人である。彼らの書いているウェブログを読んでいると、日本について興味深い事実を発掘していたり、それに対する深い考察が書かれていたりする。実際、日…

作文革命

今回も英語版ウェブログ(http://murl.kz/46YqB)の邦訳です。 日本語のウェブログを15年間、英語のウェブログを2年半書き続けている私にとって、文章術にはとても興味がある。アトランティック・マガジンウエブ版に「作文革命」という興味深い記事が載ってい…

翻訳不要論

インターネットで英語非母語話者と英語でコミュニケーションをしていると、彼らの日常には英語が入り込んでいることを感じる。 日本の英語教育についてさまざまな批判がなされている。私は語学教育の専門家ではないので、国際的に見て公教育における英語教育…

なぜ日本人はこんなに英語が下手なのか

インターネットで"Why are Japanese so bad at English?"(http://goo.gl/X52V9)という記事を見つけた。冗談交じりに書かれているが、論旨には概ね賛成できるので、翻訳してみようと思う(ジョークはうまく翻訳できなかった…)。あと、英語版のウェブログに、…

日本語で読む、日本語で書く、英語で読む、英語で書く

当初はどのくらい続くかなと自分でも危ぶんでいたけれど、英語のウェブログ(http://goo.gl/EuVns)も、2年半ほど経ち、いまではすっかり習慣になった。 この日本語のウェブログと英語のウェブログを交互に書くようにしている。はじめは、英語のウェブログを辞…

言語習得のプロセスについて考えてみた

しばらく前に書いた記事「パターン認識、校正、速読術、音読と黙読、ロゴス中心主義、声に出す日本語、黙読における文章のリズム、漢字の認識の限界とは」(id:yagian:20120119:1326972915)とそれについたコメントの続編なので、一応、目を通してもらえるとう…

パターン認識、校正、速読術、音読と黙読、ロゴス中心主義、声に出す日本語、黙読における文章のリズム、漢字の認識の限界とは

今日もfacebookの知り合いから教えてもらったネタ。 とりあえず、この画像を見て、枠内の文章を読んでいただきたい。 http://ameblo.jp/hugjapan/image-11137684798-11738727368.html どうだったろうか。 私の場合、最初に読んだ時には、単語がアナグラムに…

「賭けをして、そして、生き延びた 」村上春樹インタビュー和訳:エマ・ブロックス、ザ・ガーディアン

以前、村上春樹のカタルーニャ賞でのスピーチを英訳したところ(英語の品質には問題はあったけれど)好評だった。いまでもけっこうアクセスする人がいる(http://goo.gl/Gi2hH)。今度は「1Q84」の英訳が出版された機会に、英語の媒体(the Gurdian)に出た村上…

第二言語学習者とクレオール

Lang-8(http://lang-8.com/)で日本語学習者の日本語を読んでいると、いろいろなパターンがあっておもしろい。 完全に独習だというけれど、文法的にも完璧だし、ブログの文章としても自然で、日本人が外国人を語らっているのではないかと思うぐらいの日本語を…

日本近代文学の死

世の中の話題の移り変わりは早いから、もう、たいていの人が忘れてしまっているかもしれないけれど、水村美苗「日本語が亡びるとき」が賛否両論(賛成という声はほとんど聞かなかったが)を巻き起こしたことがあった。 この本の中で水村美苗が書いているけれ…

日本の英語教育の成果

日本人のTOEFLの成績が他のアジア諸国に比べ低迷しているというデータがあり、日本の公教育における英語教育に対する批判がある(もっとも、これは英語に限らず、その他の教科も同様かもしれないが)。実際、公教育における英語教育だけで実用的なレベルの英…

日本語でロックをするということの二重の枷

「ロックの死」(id:yagian:20110601:1306875389)で書いたけれど、6月にベン・フォールズのライブに行ってきた。 その後、ライブのチラシを会社の机の脇に貼っていたのだけれども、しばらくは無反応だった。他の部署に所属している一緒に仕事をしている女子社…

日本近代文学の黄金時代と日本近代散文の成立

水村美苗は「日本語が亡びるとき」で次のように書いて、かなり批判された。 …それは、日本に日本近代文学があった奇跡を奇跡と命名する勇気を私についに与えてくれた。だが、そお奇跡はそのまま喜びに通ぜず、その奇跡を思えば思うほど、ふだんからの悪癖に…

琵琶湖の水、大海原の水

このウェブログへのアクセス数はだいたい安定していてあまり増えもしないが、減りもしない。頻度高く書き込みをすれば多少はアクセス数が増えるけれど、過去のエントリーに対して検索でたどり着く人も多いようで、しばらく放置してもアクセス数が激減する訳…

多言語環境のなかの日本文学

もともとは、英語版のウェブログ(http://goo.gl/DO0oi)に書いたエントリーだったけれど、わりと評判がよかったので、日本語に訳してみた。 最近、「英文学」に関するエントリーを書いた(http://goo.gl/hnj3B)。そのなかで、英文学を専攻しているという大学院…

「植民地文学」としての日本文学

読書の記録をしようと思い、読書メーター(http://goo.gl/ZsAG)を使っている。 読書メーターを通じて、私がフーコーを何冊か読んでいることを知った大学院生からメッセージが届いた。英文学を専攻している大学院生で、これからフーコーに挑戦しようとしていと…

「ノルウェイの森」誤訳問題について

村上春樹「雑文集」を読み終えた。 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」は、ある程度まとまった長さのあるインタビューを集めた本だったが、「雑文集」はいろいろなところに寄稿した短い文章「雑文」を集めたもので、村上春樹の楽屋裏を見るような面白…

日本語で書く、英語で書く

昨年末よりウェブログを日本語と英語で書いている。なかなか興味深い言語体験をしている。 つれあいから英語で書くことを勧められ、最初は日本語で書いていたウェブログの記事を自分で英語に翻訳することから始めた。その記事を、このはてなダイアリーにアッ…

リリックの翻訳

最近、英語にはまっている、というより、英語と日本語の関係にはまっている。 つれあいに勧められて、日本語で書いていたウェブログを英語に翻訳するようになった。英語で書くことに慣れてくると、日本語で書き始めるウェブログと英語で書き始めるウェブログ…

和臭、英臭

最近、ウェブログを英語と日本語の両方で書いている。日本語のウェブログは英語の直訳ではないけれど、なるべく忠実に翻訳するようにしている。その方が、日本語学習者のために役立つのではないかと思っている。 日本人が書いた漢文は、よく「和臭」がすると…

桑田佳祐、日本語ロック論争への完璧な回答

通勤中、桑田佳祐の新しいCD「Musicman」を聴いていた。 桑田佳祐の大ファンというわけではないけれど、このCDを聴いていると、やっぱり彼は日本のロック史上重要なミュージッシャンなんだなと再認識させられる。 1970年代のはじめの頃、日本のロックミュー…

多文化主義とナショナリズム

lang -8 (http://lang-8.com/)で、オーストラリアの人と中国の人と多文化主義とナショナリズムについて話をした。 そのオーストラリアの人は次のように書いた。(http://goo.gl/lzlrw) 「外国人」と呼ばないで。 (日本から来た人が)オーストラリアにいると…

地域語としての日本語、国際語としての英語

水村美苗の「日本語が亡びるとき」「日本語で読むということ」「日本語で書くということ」を読み終わった。 彼女は、英語が国際語となった現代の世界において、一地域語である日本語で読み、書くということの意味、また、英語で読み、書くという意味について…

英語が上達した時

菅原克也「英語と日本語のあいだ」を読んだ。 国際的な調査で、日本人の英語力の低さが明らかになっている。このため、学校における英語教育は長年批判されている。そこで、文部科学省は、高校における英語教育をダイレクト・メソッドによるオーラルのコミュ…

英語の時制の表現が好きだ

最近、ウェブログとツイッターで英語を書くことを楽しんでいる。以前にも書いたことがあるが、自分の書きたい内容を英語で表現することは、パズルをするようなおもしろさがある。 どんな単語が自分の表現したいことにいちばんぴったりくるのか、どんな構文を…

英語を書き込む方法(yahoo訳)

今度は、Yahooの英日翻訳を試してみました(http://honyaku.yahoo.co.jp/transtext) 。Google訳(id:yagian:20110126:1296046593)よりずっといい!ちなみに、私自身の和訳はこのとおり(id:yagian:20110126:1296032849)。 最近、私は英語と日本語で私のウェブロ…

グーグルセンセイの翻訳能力

自分の書いた英語をグーグルセンセイに日本語訳してもらった。 原文:id:yagian:20110126:1296033242 グーグル訳:id:yagian:20110126:1296046593 yagian訳:id:yagian:20110126:1296032849 実用レベルにはほど遠いというのが率直な感想だ。いくつか具体的な…

どのように英語で書いて(Googleセンセイ訳バージョン)

<Googleセンセイに、自分の書いた英文を日本語訳してもらった。:id:yagian:20110126:1296033242> 最近、私は英語でつぶやいたが、私の雑誌を書いて ウェブログ 日本語と英語。 私は雑誌を投稿私が Lang - 8にする (http://goo.gl/fuyN)、およびネイティ…